第03話 『青葉』級ミサイル重巡洋艦 『神風』級ミサイル駆逐艦
夢幻諸島 第01エリア 特別架空連合艦隊海軍工廠
神埼青葉
「今回は、汎用性に優れた巡洋艦と駆逐艦を紹介します」
佐藤
「では早速、行ってみよう」
■『青葉』級ミサイル重巡洋艦――性能諸元――
全長
・230メートル
全幅
・24メートル
平均喫水
・12.2メートル
基準排水量
・1万8500トン
常備排水量
・2万3400トン
満載排水量
・2万8200トン
搭載機関
・FE社製ガスタービンエンジン×8基4軸推進
機関出力
・40万馬力
最高速度
・36.2ノット
航続距離
・18ノットで2万5000海里
装甲
・舷側:203mm
・甲板:120mm
・艦橋:500mm
・CIC :800mm
乗員
・750名
武装
・03式70口径203mm連装速射砲『ツヴァンツィヒドライ』2基4門
・01式垂直発射管『クヴァルム』 120セル
・01式艦対空ミサイル『フェニックス』
・01式艦対艦ミサイル『アルバトロス』
・01式艦対潜ミサイル『アクエリアス』
・01式巡航ミサイル『ケルベロス』四連装装甲発射筒2基
・03式622mm四連装短魚雷発射管『フルート・ヴェレ』2基
・01式高性能40mm複合機関砲『ファルケ』4基
・01式21連装近接防空ミサイル発射筒『シュヴェルマ』2基
艦載機
・SH-60K 2機
最大搭載機数
・ 3機
姉妹艦
・二番艦『衣笠』
・三番艦『古鷹』
・四番艦『加古』
説明
説明
特別架空連合艦隊の主力ミサイル重巡洋艦。艦橋と二番主砲砲塔の間に80セルと船体後部に40セル『クヴァルム』が配置されており、前部艦橋の下部と格納庫上部に1基ずつ2基の『シュヴェルマ』が、前部艦橋後方と後部艦橋前方に『ファルケ』が配置されている。
今級から、廃れた兵器の一つである長魚雷が装備されている。復活した理由としては、かつての無誘導から魚雷の誘導装置の高性能化や驚異的な速度を生み出せるスーパーキャビテーションを用いた事によって、対艦誘導魚雷の開発が可能となって実現したのが、『フルート・ヴェレ』(ドイツ語で『津波』)である。
この魚雷は、弾頭部に爆薬の中で最も高威力を誇るHNIWを350kg搭載し、最高速度200ノット(370km/h)、最大射程距離14km、軌道を変えるときの補助装置として推力偏向ノズルを搭載しており、理論上は戦艦クラスでも片舷に6発の『フルート・ヴェレ』を受ければ沈める事が出来るため、『フルート・ヴェレ』は水上艦艇の他、潜水艦にも搭載が決定された。
他には、毎分16発の発射速度を誇る03式70口径203mm連装速射砲『ツヴァンツィヒドライ』(ドイツ語で『203』)を背負い式に配置し、前述の『フルート・ヴェレ』と『アルバトロス』『ケルベロス』と共に、打撃戦力を担っている。
尚、艦名だが、大日本帝国海軍時代では『古鷹』級が『青葉』級よりも早く登場しているため、『古鷹』『加古』『青葉』『衣笠』の順序で無ければならないはずであったが、実は建造時に『古鷹』『加古』が建造しているドックのクレーンが倒れた事による事故で建造が遅れてしまったため、止むを得ず、『青葉』『衣笠』を一・二番艦として建造した経緯を持つため、『青葉』級となっている。
ちなみに、クレーン事故が起こった『加古』だが、実は大日本帝国海軍時代の『加古』もクレーン事故で建造が遅れてしまった事もあり、『加古』に呪いがかかっているのではと恐れる水兵士官が居る。
佐藤
「性能や機能よりも、加古……悲劇は繰り返されると言う言葉があるが、まさにこの通りだな」
神埼青葉
「過ぎた事はしょうがないが…まぁ、自分の名を冠した艦艇が居るって、愛着が沸くな~」
佐藤
「あぁ、なるほどね。確かに。自分と同じ艦艇に愛着って沸くね」
神埼青葉
「うんうん。よく分かっているね。では次」
■『神風』級ミサイル駆逐艦――性能諸元――
全長
・165メートル
全幅
・20メートル
平均喫水
・10.5メートル
基準排水量
・6000トン
常備排水量
・6820トン
満載排水量
・7500トン
搭載機関
・FE社製ガスタービンエンジン×4基4軸推進
機関出力
・20万馬力
最高速度
・36ノット
航続距離
・18ノットで2万5000海里
装甲
・舷側:120mm
・甲板:85mm
・艦橋:450mm
・CIC :650mm
乗員
・175名
武装
・03式70口径127mm連装速射砲『カノーネン・フォーゲル』2基4門
・01式垂直発射管『クヴァルム』 120セル
・01式艦対空ミサイル『フェニックス』
・01式艦対艦ミサイル『アルバトロス』
・01式艦対潜ミサイル『アクエリアス』
・01式巡航ミサイル『ケルベロス』四連装装甲発射筒2基
・03式622mm四連装短魚雷発射管『フルート・ヴェレ』2基
・01式高性能40mm複合機関砲『ファルケ』4基
・01式21連装近接防空ミサイル発射筒『シュヴェルマ』2基
艦載機
・SH-60K 1機
最大搭載機数
・ 2機
姉妹艦
・二番艦『山風』
・三番艦『海風』
・四番艦『谷風』以下44隻
説明
特別架空連合艦隊の主力ミサイル駆逐艦。見た目は、海上自衛隊の『しらね』型ヘリコプター搭載護衛艦をベースに、03式70口径127mm連装速射砲2基を背負い式に装備し、二番主砲砲塔と艦橋の間に『クヴァルム』80セル、ヘリコプター用の格納庫を削って『ケルベロス』四連装発射筒、船体左右に『ファルケ』、前部艦橋前方と格納庫上部に『シュヴェルマ』を装備している。
全ての戦闘を行える武装と迎撃能力を向上させるために、最新鋭の電子機器や射撃管制装置を備えており、武装だけを見ればアメリカ海軍の『タイコンデロガ』級ミサイル巡洋艦を優に超えているため、艦隊防空能力はアメリカ海軍を抜いて世界最強とも言えるであろう。
基本性能は優秀であり、建造された48隻の姉妹艦と同艦艇をベースとする24隻の後継艦艇、12隻のヘリコプター搭載護衛艦の建造計画が持ち上がっている程だ。
佐藤
「ミサイル駆逐艦なのに、ミサイル巡洋艦並みの火力を有しているって…」
神埼青葉
「火力だけでは無い。基本性能が優れているから、この艦艇をベースにした後継艦艇も建造計画が計画されて、一部の艦艇は建造が行われているよ」
佐藤
「なるほど。それはいいな。ベースが共有できれば、修理や改装の時に混乱を生まずに済むね」
神埼青葉
「そう言う事にも繋がるし、建造費も一部は簡略化できる事もメリットに繋がっている」
佐藤
「良い事づくしですね」
神埼青葉
「結果的にそうなりますよ。では次回予告。次回は艦艇を紹介します」
次回に続く。
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