会頭より皆様へ
年頭のごあいさつ (平成24年 1月)
~ 復旧から復興へ!~
会頭 松 本 信 輔
新年明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、お健やかに新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
さて、古川商工会議所は昨年、創立六十周年を迎え、人生に例えれば、還暦を迎えて生まれ変わる記念の年でありましたが、三月十一日の東日本大震災により、千年に一度と言われる大きな被害を受け、あらためて復旧から復興へと、本当の意味での再出発をする年度となりました。
我が国は、長期デフレによる経済の停滞、少子高齢化の加速、地域経済の疲弊など多くの課題を抱えており、さらに、為替相場は「超円高」と言われる、これまで経験したことの無い数字を示しており、今後の経済対策は、貿易が大きな収入源である日本にとって、生き残りを掛ける重要課題であります。
こうした中、地域の問題としては、食糧基地である大崎市にとって、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)
問題の行方次第では、将来を見直すことが必要であり、私たち商工業者もいろいろな面で地域の経済発展のために、生産性向上や販売面で協調していかなければなりません。
組織や会館などのいわゆるインフラは、この大地震にも耐えることが出来ました。しかし、多くの会員が被害を受けたこのピンチをチャンスに変えるために、商工会議所は日々努力をしております。
最後に様々な意味で節目の年を迎えるにあたり、私たちが持っている資産・資源を洗い直し、復興に向けて商工業の力を結集し、役職員一丸となって各種事業を積極的に展開してまいりたいと存じますので、今後とも、皆様方から、より一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、年頭のご挨拶といたします。