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四川大地震から5年 犠牲者を追悼
5月12日 18時38分

中国・内陸部の四川省を中心に死者と行方不明者合わせて8万7000人を出した四川大地震から12日で5年となり、地元で犠牲者を追悼する式典が行われましたが、被災地では今も避難生活を強いられている被災者への支援など、多くの課題が残されています。

2008年5月に四川省を震源として起きた四川大地震では、広い範囲で建物が倒壊し、がれきの下敷きになるなどして、死亡したり行方不明になったりした人は合わせて8万7000人に上りました。
大地震の発生から5年となる12日、およそ2万人が犠牲になった四川省北川県では、大きな被害を受けた町並みが保存された場所で追悼の式典が行われ、地元の政府関係者らおよそ300人が参加しました。
中国政府は、これまでに日本円で28兆円近くを投じて、壊滅的な被害を受けた地区を別の場所に移設し、新たにおよそ540万世帯分の住宅を建設するなどして、復興事業はほぼ完了したとしており、国営の中国中央テレビも新しい町が観光客らでにぎわう様子などを伝えています。
しかし、被災地では依然として一部の被災者が仮設住宅での不自由な生活を続けているほか、農地を失った農家の人たちの再就職も進んでおらず、多くの課題が残されています。

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