2012.9.11 01:30

松下金融相が首吊り、自宅室内に遺書発見(1/2ページ)

 松下忠洋金融・郵政民営化担当相(73)=衆院鹿児島3区、国民新党=が10日午後、東京都江東区東雲1丁目の自宅マンション内で首をつった状態で見つかり、病院に運ばれたが、死亡が確認された。

 国民新党幹部によると、室内から「密葬にしてくれ」などとする首相、閣僚、妻あての計3通の遺書が見つかった。警視庁は、事件性はなく自殺を図ったとみて調べている。

 警視庁東京湾岸署によると、松下金融相は午後5時から6時の間に入っていた公務が迫っても姿を見せず、秘書や警視庁の警護担当者が呼び鈴を押したり携帯電話を鳴らしたりしても応答がなかった。上京中の妻が鍵を開け、一緒に中に入って発見、午後4時45分ごろ119番した。金融庁によると、午後の登庁予定もキャンセルの連絡があったという。

 松下金融相は、普段はマンション27階の自室で一人暮らしだった。

 現職閣僚の死亡は自民党政権下の2007年、安倍内閣(当時)の農相だった松岡利勝氏の自殺以来。

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