8日の巨人戦、延長12回の熱戦に終止符を打ったのは阪神最年長の桧山進次郎外野手(43)だ。この決勝打で代打通算打点を「99」に伸ばし、球団新記録を達成した。「代打の神様」として首脳陣やナインから絶大な信頼を得ている大ベテラン。本紙に“代打の神様の極意”を明かした。
――同点の延長12回二死一塁から右翼線に適時二塁打。今季初安打が最高の場面で出た
桧山:ありがとうございます。本当にうれしい。「やっと1本出たな」と思う。打てて良かった。巨人戦で緊張感のある場面で出たというのはやっぱり自分にとって良かった。
――今季35試合目、10打席目での初安打。焦りはあったか
桧山:チームメートの中で、ただ一人、ボクだけヒットを打てなくて…。2日前には投手の能見もホームランを打っている(笑い)。焦る気持ちがないというわけではなかった。でも、焦りすぎてもダメやし、焦らないのもアカンから。
――これで代打通算打点がセ・リーグ3位。阪神では八木裕氏(二軍打撃コーチ)を抜いて球団史上1位となった。偉大な記録を打ち立てた桧山さんに質問です。ズバリ代打に最も必要なものは
桧山:う~ん…。正直言って今もよくわからないんだけど…(苦笑い)。ただ「準備」は大切だと思う。準備をしっかりしないといけない。体、心の両方の部分でね。体に関しては練習である程度できている。試合に入ったら心の準備が大切になる。
――試合中は常に集中するということか
桧山:いや、1試合の間、ずっと緊張をキープするのは無理。スタメンだってそれはできない。
――では一気に集中力を高める
桧山:そうだね。
――常に先の展開をシミュレーションする必要もある
桧山:それもそうだけど、ネクスト(バッターズサークル)に入ってからも前の打者いかんで状況は大きく変わる。それにしっかり対応しないといけない。
――そのために大事なことは
桧山:熱いものを持ちつつ、冷静になることかな。熱くするのはあくまでも心で頭は冷静さを保つこと。その2つを同時に持つことだと思う。
――つまり、あの大ヒットした恋愛小説「冷静と情熱のあいだ」ということですね!
桧山:……。
――納得しました。ありがとうございました!!
選りすぐりの鑑定士が常時100人所属し、本格的な占いが手軽に体験できる「占い師の助言DX」。東スポWeb読者限定!2000円分のポイントをプレゼント。
あの「機動戦士ガンダム」が遂にパチンコ台となって登場! 人気ライター・かおりっきぃが、話題のこの台を徹底解剖する。 勝利の栄光をつかみたい君は、必ずチェックしよう!! (C)創通・サンライズ