女優の武井咲（１９）がマウイマラソン挑戦宣言を“撤回”してマスコミがブチぎれる一幕があった。７日、都内で行われた「２０１３年　ＪＴＢの夏旅　新ＣＭ発表会」。武井が昨年に引き続き同社の新ＣＭを務めることが発表された。撮影場所はハワイ。武井はノリノリで常夏の魅力を語ったが、問題は進行内容だった。

　ＪＴＢはハワイのマウイマラソンを協賛していることもあり、マスコミに事前配布されたリリースには「武井さんが海外マラソン挑戦宣言する」と明記されていた。ＣＭやドラマにひっぱりだこの武井がマラソンに挑戦するのであれば当然、芸能ニュースになるはずだった。ところが、だ。

　当の本人はマラソンの話題を振られても「興味はありますよ」「まだ決めていません」と消極的。出場宣言することなく、イベントは終了してしまった。

　これには報道陣が「マラソンを走るのか、走らないのかどっち？」とＰＲ会社に詰め寄り、担当者はしどろもどろ。ＪＴＢ、武井の事務所との確認に追われた揚げ句「走るが、距離は未定」「スターターを務め、応援程度に走る」と情報は錯綜するばかりだった。テレビ関係者は「ＪＴＢ、間に入ったＰＲ会社、武井の事務所との３者で確認を取っていなかったことが原因です。ＪＴＢとしては出てほしい。ただ、マウイマラソンはフルからハーフ、１０キロ、５キロ、１・６キロと複数種目があり、何キロを走るかは未定だった。それをＰＲ会社が勝手に『挑戦宣言』と見切り発車したため、混乱することになった」と話す。

　ゴタゴタは結局「距離未定の出場」で幕引き。武井の事務所からは「読者に誤解を招きかねない」との理由で「挑戦」の文字もＮＧ依頼となる始末…。何とも締まらない仕切りとなったが「ほとんど運動していない」という武井は、うっかり「フルマラソン走る」と言わなくて正解だったかも。