人気女優・天海祐希（４５）が心筋梗塞による入院のため、出演中の舞台「おのれナポレオン」（東京芸術劇場）を降板し、ファンや関係者を心配させている。天海は６日の舞台終了後に体調不良を訴え、都内の病院で診察を受けたところ、軽い心筋梗塞と診断された。１週間から１０日の加療、静養を要するという。

　天海の異変を感じていたのは舞台関係者だ。

「いつも明るい人なのに今回はカラ元気といった感じだった。稽古でも立ち続けているのがしんどいようで、しゃがみ込むことが多かった。『最近疲れやすくて…』とこぼしていた。今思えば、病気の兆候だったのかも」

　共演者の間でも「様子がおかしい」「元気がない」と噂になっていたという。

　心筋梗塞といえば、生活習慣病との関連が知られているが「過度のストレスとうつ状態が引き金になることも多い」（医療関係者）とされ、ある芸能関係者も「天海さんの場合、ストレスが原因なのでは」と指摘する。

「先月５、６日と２夜連続放送されたフジの主演ドラマ『女信長』が大コケしたことが大きい」。「視聴率２０％を目指す」とフジが数億円かけて制作したが、初日の視聴率は８・９％、２日目も８・７％と大惨敗だった（関東地区、ビデオリサーチ調べ）。

「織田信長が実は女だった」という設定で主役を務めた天海は、重い甲冑を着てヒゲまでつけた。

「あの甲冑は男でも重くて大変なのに、天海さんは文句も言わず撮影に没頭していた。みんな『すごい』と言ってました」とは制作スタッフ。だが、数字は取れなかった。

「天海さんはすごく責任感が強い人。もちろん主演１人の責任ではないが、かなり落ち込んでいた。それもストレスになったのでは？」と芸能プロ関係者も同情しきりだ。

　また同ドラマの撮影中に、共演者の伊勢谷友介（３６）と長澤まさみ（２５）の交際が始まった。

「放送の約１週間前、ドラマの記者会見を行ったんですが、その時には既に交際が発覚していて、集まった報道陣の興味はそれのみ。ドラマをＰＲしようとしていた天海さんはかわいそうでしたよ」（フジ関係者）

　このことも大きなストレスになったのかもしれない。