福岡市が１５０万人都市に向けて秒読み段階に入った。４月１日現在の推計人口は１４９万４９７８人で、市は早ければ５月１日にも１５０万人を突破するとみている。

　推計人口は５年ごとの国勢調査の結果に、出生と死亡、転出入データを加えて算出。転入が多い４月は例年４０００〜５０００人規模で増えるため、市は「５月１日には１５０万人を超える可能性があり、遅くとも６月には突破する」という。

　同市は１９７２年に政令市に移行し、人口は７５年に１００万人、８８年に１２０万人、２００５年に１４０万人を突破。九州各地から若い世代を中心に移り住む人が多く、１１年６月には京都市を抜いて政令市では６番目の規模となった。市は、２８年には１６０万人を超え、３４年のピーク時には１６０万６３００人になると予測している。【木下武】