将棋:電王戦、人間敗れる 団体戦でソフトがプロ棋士圧倒
毎日新聞 2013年04月20日 20時31分(最終更新 04月21日 09時20分)
将棋のプロ棋士とコンピューターソフトが平手(互角の条件)で5対5の対抗戦を行う第2回電王戦の最終局第5局が20日、東京・将棋会館で行われ、「GPS将棋」(開発者・金子知適東京大准教授ら)が、トップクラスのA級棋士、三浦弘行八段(39)を102手で破った。ソフト側は初めての団体戦でも3勝1敗1分けと、プロ棋士を圧倒した。持ち時間は各4時間。
GPS将棋は東京大大学院のゲームプログラミングセミナーの教員・学生が中心になって開発したソフト。昨年のコンピュータ将棋選手権で優勝している。【山村英樹】
◇第2回電王戦の対局結果(持ち時間は各4時間)
表は左から棋士、手数、ソフト名
第1局 阿部光瑠(こうる)四段(18)○ 113手 ●習甦(しゅうそ)
第2局 佐藤慎一四段(30)● 141手 ○ponanza
第3局 船江恒平五段(25)● 184手 ○ツツカナ
第4局 塚田泰明九段(48)△ 230手 △Puellaα
第5局 三浦弘行八段(39)● 102手 〇GPS将棋