ブルーラグーンはお陰さまで大盛況。
毎日キャンセル待ちが相次ぎ、利用者の多さにはビックリしています。
分かっていたことではありますが、そのニーズの高さを改めて感じている次第です。
さて、そんなブルーラグーンを開設するにあたり、補助金を目当てとした行政への交渉はもちろん進めていましたが、同時に周辺の小児科開業医さんの協力をいただこうと活動しました。
開業医さんもブルーラグーンの存在を知っていれば、患者さんへのアドバイスとして選択肢が一つ増えるのではないかと思ったからです。
多くの先生方は協力的でした。
ところが、とある老舗小児科の先生は、開口一番「そんなの絶対にうまくいきっこない」と。
正直ムッとしましたが、医師会でも重鎮の先生だし小児科の世界でも有名な先生なので、ここは謙虚に訳を聞こうとしました。
すると、その先生はうまくいかない理由を2つほど言いました。
1.駅から遠いから不利
確かにそうでしょう。ライバルのエンゼルなどは駅前にありますから、パパママが通勤の途中でお子さんを預けて行くことができ便利です。
ブルーラグーンは駅から遠いので、場合によってはわざわざ当院まで足を運ばねばならず、時間のロスになってしまうからです。
2.料金が高い
1日2500円という破格の設定でしたが、その先生曰く
「この界隈は、登園許可書の525円すら払うのを拒む貧乏人が多い、生活レベルの低い地域。2500円なんて絶対に払いっこない。」
と、言い放ったのです。
あまりにも近隣住民を侮辱した発言だと思いませんか?
僕は東京の人間で開業する3年前までクリニック界隈の方々のことは全然知りませんでしたが、皆さんお子さんに関して非常に熱心で、ワクチンなどもこちらがあまり積極的に勧めない高価なロタワクチンにだって出費を惜しまない方々ばかりでした。
実際以前勤めてきた地域に比べて生活保護の方も格段に少ないし、とても生活レベルの低い地域だとは僕にはまったく思えません。
それを「貧乏人が多い地域」だと平気で(医者同士の会話とはいえ)言える神経が分かりません。
そんな偏見を持つ人が、その地域の人達のために、その人たちの目線になって、診療にあたれるものなのでしょうか。
実際、その老舗先生の予想は見事に外れ、駅から遠いブルーラグーンですが非常に多くの利用者が毎日あり、登録者も毎月ウナギ昇りで増加しています。
なのでその先生には「ザマ~ミロ」って感じですが。
病児保育の話とは離れますが、医者は患者に対して偏見を持って診療に当たってはいけないと思います。
偏見を持った目で患者を見て、患者の本当の辛さを理解できるのでしょうか。
他院批判はやめにしましたが、その先生の発言は忘れないし、僕が守ってるこの界隈の皆さんを侮辱した発言は絶対に許すこともできません。
ブルーラグーンでは現在、存続のための署名活動を行っております!
皆様のご協力を是非ともお願いいたします!
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