鴨川シーワールドでは、6月30日(月)に長生郡白子町の牛込海岸にて座礁した「ハナゴンドウ」を保護し、午後5時18分に館内のイルカプールに収容し治療を始めました。
本日午前8時40分頃、一般の方より、長生郡白子町の牛込海岸にイルカが座礁しているとの連絡がありました。その後、勝浦水産事務所より要請があり、鴨川シーワールド職員が駆けつけたところ、2頭座礁していましたが、1頭はすでに死亡していました。
残る1頭も既に泳ぐ力を失って座礁していたため、保護することとなったものです。
保護されたハナゴンドウは体長268cm、体重231kgのメスの成獣で、目立った外傷は見られないもの、衰弱が激しく予断を許さない状況です。
収容したプールは、館内ロッキーワールドにある「イルカの海」で、同プールには、去る6月20日に鴨川シーワールド前の前原海岸で保護されたハナゴンドウ(オス・体長287cm・体重205kg)がおり、現在、2頭ともに懸命の治療が続けられています。
ハナゴンドウ(マイルカ科)
学名:Grampus griseus 英名:Risso’s dolphin
形態:成獣の体長は350p〜400p、体重350s〜400kg。
はっきりしたくちばしは無く、上あごには歯はない。
胸ビレは長く先がとがり、背ビレは丈が高い。
分布:熱帯および温帯の全海域。水深の深い外洋域で見られる。
生態:25頭〜数百頭の群れで生活することが多い。
おもにイカを食べる。 |
|