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北極圏開発 米が国家戦略公表
5月11日 18時17分

北極圏開発 米が国家戦略公表
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アメリカのオバマ大統領は北極圏の地域開発にアメリカがどのように関わるかの国家戦略を発表し、アメリカの国益にとって北極海周辺の重要性が一段と増しているとして、開発のルール作りなどに積極的に乗り出す姿勢を示しました。

これは、オバマ大統領が10日署名した「北極圏国家戦略」の中で明らかにしているものです。
この中でアメリカは、北極海とその周辺からなる北極圏を「最後のフロンティア」と位置づけ、近年地球温暖化の影響とみられる氷の減少が進んだ結果、北極海を利用した航路の誕生や、新たな地下資源の採掘などの動きが活発化し、アメリカの国益にとっても北極圏の重要性が一段と増しているとしています。
そのうえで、アメリカとして北極圏での船舶などの航行の自由の確保を目指すとしています。
またこの地域の天然資源の保護と管理が必要だとして、開発のルール作りに積極的に取り組むとしています。
北極圏の開発を巡っては、今月15日スウェーデンで、ロシアやノルウェーなど北極圏に領有権を持つ8か国で構成する「北極評議会」の閣僚会合が開かれ、アメリカもケリー国務長官が出席します。
今回の国家戦略の公表は、この会議を前に、ロシアなどが加速させている北極圏の開発に、アメリカとしても積極的に乗り出す姿勢を示したものとみられます。

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