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【茨城】ナチス収容所 悲劇など紹介 つくば 市民グループ展示
ナチス・ドイツのテレジン強制収容所の悲劇を伝える展示会「テレジンの子どもたちから」が、つくば市吾妻の中央公園内の市民ギャラリーで始まった。十二日まで。 第二次大戦中、現在のチェコ北部にあったテレジン強制収容所は、ユダヤ人の大人と子どもたち約一万五千人が収容された。その多くは労働や過酷な生活を強いられた後、アウシュビッツ強制収容所などに移され、虐殺された。 企画したのは、つくば、土浦市などの主婦約二十人でつくる市民グループ「テレジンを語る会いばらき」。人権について各地の学校で授業しているNPO法人「ホロコースト教育資料センター」(東京都)などから借りたパネルや写真約百三十点を展示し、奇跡的に生き延びた少年の体験や収容所内で子どもたちが手書きでつくった雑誌の内容などを紹介している。 語る会代表の関谷和子さん(61)は「(悲劇を)二度と起こさないために、収容所で子どもたちがどのように生きたか伝えたい」と来場を呼び掛ける。 入場無料。十一日午後二時からは会場内で、同NPO法人の石岡史子代表の講演がある。 問い合わせは、関谷さん=電029(823)3484=へ。(松尾博史) PR情報
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