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【東京】目指せ、投票率アップ 小平市 住民投票まで1カ月
小平市が条例に基づき五月二十六日に実施する都内初の住民投票まで一カ月。市選管の準備が本格的にスタートした。直接請求した市民グループも街頭でちらしを配り、「投票に行きましょう」と呼び掛けている。 (北爪三記) 二十四日の臨時市議会で、住民投票の経費三千百五十八万円が予算化された。市選管は入場整理券や投票日を知らせるのぼり旗の作成などを急ピッチで進める。 住民投票は、国分寺市東戸倉二から小平市小川町一まで約一・四キロに計画されている都道「小平都市計画道路3・2・8号府中所沢線」について、住民参加で計画を見直すべきか、計画の見直しは必要ないかを問う。 告示は五月十六日で、期日前投票は十七〜二十五日。二十六日の投票は通常の選挙と同様、市内二十七カ所に投票所を設ける。開票は翌日の二十七日に市役所で行う。 ただ、市が市議会に提出した条例改正案が今月二十四日に可決したため、投票率が50%未満のときは不成立となる。 市選管は告示後、住民投票が実施される経緯や投票の仕方などを説明するちらしを入場整理券と同封して有権者に郵送する予定。滝沢清児事務局長は「住民投票についての周知が大切なので、工夫して丁寧にやっていきたい」と話す。五月五日号の市報には住民投票の特集四ページが組まれるという。 一方、条例制定を直接請求した「小平都市計画道路に住民の意思を反映させる会」は、街頭で投票の呼び掛けを続けている。二十五日には小川東町のダイエー小平店前で、買い物客らにちらしを手渡した。 メンバーの荻野晃さん(70)は「条例改正はがっかりしたけど、投票率50%以上を目指してやるしかない。知恵を集めて頑張りたい」と意気込む。 通り掛かった東村山市の女性(68)は「小平の住民投票は関心を持って見ている。投票率のハードルができてしまったけど、注目していきたい」と話した。 PR情報
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