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大阪 「ふたりっ子」舞台の閉鎖検討
5月8日 18時49分

大阪 「ふたりっ子」舞台の閉鎖検討
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大阪・新世界のシンボル「通天閣」の地下にあり、NHKの連続テレビ小説「ふたりっ子」の舞台になるなど長年、大阪の大衆娯楽の場として親しまれてきた劇場が、来月末に閉鎖される方向で検討されていることが分かりました。

大阪・新世界の通天閣の地下にある劇場は、今から37年前の昭和51年、「囲碁将棋センター」としてオープンし、平成8年にはNHKの連続テレビ小説「ふたりっ子」の舞台にもなり、全国的に広く知られるようになりました。
この劇場では現在、「松竹芸能」が漫才や落語の舞台を開いていますが、ことし7月、大阪・道頓堀にオープンする演芸場に舞台の場を移すことを決めたということです。
このため、通天閣の運営会社は、集客力の落ち込みが避けられないなどとして、来月末に劇場を閉鎖する方向で検討しているということです。
劇場では、平成元年から演歌の歌謡ショーが毎週開かれ、地元の日雇い労働者などの娯楽の場として親しまれてきました。
運営会社「通天閣観光」の西上雅章社長は、「庶民の娯楽の場として親しまれてきた歴史ある劇場を閉鎖したくないという思いはあるが、より幅広い層の人たちに楽しんでもらえるような有効活用の方法を考えたい」と話しています。

涙ながらに「残してほしい」

NHKの連続テレビ小説「ふたりっ子」の歌手、「オーロラ輝子」のモデルで「通天閣の歌姫」として知られる演歌歌手の叶麗子さんは「24年前から公演を続けてきたこの劇場は私のふるさとです。つらい仕事を終え僅かながらのお金を握りしめて入場券を買ってくれる常連のお客さんがたくさんいます。どのような形でもよいのでこの劇場を残してほしいです」と涙ながらに話していました。

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