araucária の贈り物 pinhão の季節 2013
ここブラジル南部には、
araucária(アラウカーリア)と呼ばれる、
傘が風に吹かれてヒックリ返しになった時みたいな、
一度見たら忘れられないユニークな形の松の木が、そこここに見られる。

日本語では Paraná 州の名を取って "パラナ松" と呼ばれているが、
パラナ州全域に見られるわけではなく、
南隣の Santa Catarina 州(サンタ・カタリーナ)にも、
そのまた南のブラジル最南端州 Rio Grande do Sul 州(ヒオ・グランヂ・ド・スウ)にも、
標高が高めで気温の低い地域に群生している。
ので、
"パラナ松" という名称は、他州にちょいと申し訳ないような気もする。

ちなみに、Paraná 州都 Curitiba(クリチーバ)の名前は、
índio(インヂオ=現住民族)の言語で、
「松ぼっくりがいっぱい」の意味なのだそう。

いま暮らしている農場敷地内にも何本か立派な老木がある。
この辺り一帯では、
"犬も歩けばアラウカーリアに当たる" ってぐらい、あちこちに群生している。
棒に当たるのも災難だが、アラウカーリアに当たるとは、犬も大変である。(?)
田舎ばかりではない。
都市部でも、
ビルや家々の合間ににょきにょきとそびえ立ち、街の風景の一部として溶け込んでいる。
都会の犬も大変である。(?)
法律なのか、条例なのか、araucária を伐採してはいけないことになっているので、
もしも邪魔でも、切ってはなりませぬ。
保護されている植物である。
アラウカーリアは、
秋になると pinhão(ピニャォン=松の実)をたっくさんつける。
スーパーとかにもこの時期(秋)に出回る。
しかし、
ありがたいことに、
ここの農場では勝手に実が落ちてくれるので、わたくしは買ったことがございませぬ。
ただ拾い集めるだけさ。
ただし、
鳥や小動物や人間たち(みんな欲しいもんね)と、競争である。
松ぼっくり(でよいのだろうか?)はヤシの実ぐらいの大きさ。
かなり重い。
ボウリングの球にちょうどよい。(のか?)

外側は鋭いトゲに覆われていて、うっかり触るとケガするぜ。
ボウリングには向かない。(な。)
この写真を撮影するために被写体を運ぶ際も、
気をつけていたのに血液型検査ほどのプチ流血をした。(-_-;)
命がけである。(大袈裟にもほどがある。ってもんだ)
さてこの松ぼっくり、
中身はコンピューターのUSBメモリぐらいの大きさの、細長いしずく型の実でいっぱい。
時々、うじゃうじゃ、中で虫たちが宴会しているのもある。

どういう具合にそんな芸当ができるのか毎年ふしぎに思うのだが、
中身がバラけて個々の実の状態で落ちている。

滅多にないがたまーに異端児もいて、松ぼっくりごと落ちていることもある。
3つ上のアヴァイアーナス(ビーサン)とのツーショット写真は、
ここの農場に落ちていたもの。
念のために申しておくが、
落ちていたのは写真でもビーサンでもなく、松ぼっくりである。
茹でたり、下の写真のようにパチパチ焼いたりして、皮をむいていただく。

茹でピニャォンの食感を Y 、茹で栗の食感を A とすると、
Y = (A+水っぽさ+硬さ+ちょびっと粘り) ー 甘さ
みたいな感じ。
今年も穫れた。もとい。拾った。


今年は、圧力鍋で茹でた。
皮をむくと、こんな感じ。

この状態で冷凍保存もできる。
寒くなってくると、コレが欲しくなる。
この辺りの、秋の風物詩のひとつである。
Maio 2013
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araucária(アラウカーリア)と呼ばれる、
傘が風に吹かれてヒックリ返しになった時みたいな、
一度見たら忘れられないユニークな形の松の木が、そこここに見られる。
日本語では Paraná 州の名を取って "パラナ松" と呼ばれているが、
パラナ州全域に見られるわけではなく、
南隣の Santa Catarina 州(サンタ・カタリーナ)にも、
そのまた南のブラジル最南端州 Rio Grande do Sul 州(ヒオ・グランヂ・ド・スウ)にも、
標高が高めで気温の低い地域に群生している。
ので、
"パラナ松" という名称は、他州にちょいと申し訳ないような気もする。
ちなみに、Paraná 州都 Curitiba(クリチーバ)の名前は、
índio(インヂオ=現住民族)の言語で、
「松ぼっくりがいっぱい」の意味なのだそう。
いま暮らしている農場敷地内にも何本か立派な老木がある。
この辺り一帯では、
"犬も歩けばアラウカーリアに当たる" ってぐらい、あちこちに群生している。
棒に当たるのも災難だが、アラウカーリアに当たるとは、犬も大変である。(?)
田舎ばかりではない。
都市部でも、
ビルや家々の合間ににょきにょきとそびえ立ち、街の風景の一部として溶け込んでいる。
都会の犬も大変である。(?)
法律なのか、条例なのか、araucária を伐採してはいけないことになっているので、
もしも邪魔でも、切ってはなりませぬ。
保護されている植物である。
アラウカーリアは、
秋になると pinhão(ピニャォン=松の実)をたっくさんつける。
スーパーとかにもこの時期(秋)に出回る。
しかし、
ありがたいことに、
ここの農場では勝手に実が落ちてくれるので、わたくしは買ったことがございませぬ。
ただ拾い集めるだけさ。
ただし、
鳥や小動物や人間たち(みんな欲しいもんね)と、競争である。
松ぼっくり(でよいのだろうか?)はヤシの実ぐらいの大きさ。
かなり重い。
ボウリングの球にちょうどよい。(のか?)
外側は鋭いトゲに覆われていて、うっかり触るとケガするぜ。
ボウリングには向かない。(な。)
この写真を撮影するために被写体を運ぶ際も、
気をつけていたのに血液型検査ほどのプチ流血をした。(-_-;)
命がけである。(大袈裟にもほどがある。ってもんだ)
さてこの松ぼっくり、
中身はコンピューターのUSBメモリぐらいの大きさの、細長いしずく型の実でいっぱい。
時々、うじゃうじゃ、中で虫たちが宴会しているのもある。
どういう具合にそんな芸当ができるのか毎年ふしぎに思うのだが、
中身がバラけて個々の実の状態で落ちている。
滅多にないがたまーに異端児もいて、松ぼっくりごと落ちていることもある。
3つ上のアヴァイアーナス(ビーサン)とのツーショット写真は、
ここの農場に落ちていたもの。
念のために申しておくが、
落ちていたのは写真でもビーサンでもなく、松ぼっくりである。
茹でたり、下の写真のようにパチパチ焼いたりして、皮をむいていただく。
茹でピニャォンの食感を Y 、茹で栗の食感を A とすると、
Y = (A+水っぽさ+硬さ+ちょびっと粘り) ー 甘さ
みたいな感じ。
今年も穫れた。もとい。拾った。
今年は、圧力鍋で茹でた。
皮をむくと、こんな感じ。
この状態で冷凍保存もできる。
寒くなってくると、コレが欲しくなる。
この辺りの、秋の風物詩のひとつである。
Maio 2013
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