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池口法主「監督官庁に乱入され」朝鮮総連本部の購入断念

総連購入断念を正式表明 記者会見する最福寺法主
朝鮮総連中央本部の土地、建物の購入を断念し、記者会見する最福寺の池口恵観法主
Photo By 共同 

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の土地、建物を落札した宗教法人最福寺(鹿児島市)の池口恵観法主(76)が10日、別院「江の島大師」(神奈川県藤沢市)で記者会見し「さまざまなハードルに遭遇し、断念に至った。断腸の思いだ」と購入断念を正式に表明した。

 ほとんど表情を変えず吹っ切れたような淡々とした口調。100キロを超す巨漢の迫力は感じさせず、声明文を読み上げて数問の質問に応じると、男性秘書にバトンタッチして15分で退席した。

 男性秘書によると、池口法主は今月14日に、通常の4倍多い8000本の護摩木をたき上げるという護摩行を予定しており「体の毒素を抜くため今月に入ってほとんど飲まず食わず。本来なら会見なんてとても臨めない状態」という。野菜を少し口にしているが「健康診断を受ければ栄養失調と診断されるほど」(秘書)と、何だか大変な時に会見してくれたというわけだ。

 秘書は、池口法主の言う「さまざまなハードル」について「具体的には言わないが、監督官庁に乱入され(融資先からの)振り込みを阻止された。このままでは善意の協力者に(監督官庁から)圧力がかかって迷惑をかけてしまうと判断し、こちらから(融資を)お断りした」と説明。融資が破談になったのは大手銀行や商社という。

 池口法主は09年から5回の訪朝歴があることから「北の代理人」との臆測も出ていたが、池口法主は「競売で日朝関係を瀬戸際まで追い込み、戦争状態に陥ったら大変だと思った」と落札の意図を強調。男性秘書も「日本人として日本国を救うためにやったことだ」と話した。

 納付した保証金約5億円は没収される。最福寺は再入札に参加できないが、池口法主は総連側との接触について「(護摩)行が終わる14日以降」と言い、今後も言動が注目される。

[ 2013年5月11日 06:00 ]

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