大学教員の研究不正及び懲戒処分について
2013年5月10日
(対象者)
三重大学大学院生物資源学研究科 准教授
(事案の概要)
大学院生物資源学研究科准教授が捏造及び改ざんしたデータを用いた論文投稿を行ったとする三重大学宛申立があり,三重大学研究行動規範委員会予備調査委員会において予備調査した結果,「不正行為の可能性は有」と判断し,三重大学研究行動規範委員会において調査専門委員会による調査を行うことを決定した。
准教授は本学に赴任する以前は,名古屋大学に所属しており,両大学が協議の上,互いに協力しつつ独立して調査に当たることとした。
調査委員会では,指摘された研究論文,実験ノート及び元画像データ等の精査,関係資料の調査並びに被告発人からのヒアリングを実施した。研究行動規範委員会は,調査委員会の調査結果に基づき,研究不正行為があったと認定した。
(本学の対応)
①平成23年2月に研究不正に関する告発があり,研究行動規範委員会に調査専門委員会を設置し,慎重に調査した結果,平成25年1月に不正行為が存在すると認定した。
②平成25年2月,教育研究評議会に審査委員会を設置し,慎重に処分内容を審議した。
③審査委員会の審査結果を受け,平成25年5月9日の役員会の議決を経て,本学職員就業規則に従い,同日付けで懲戒解雇とした。
(学長談話)
従来から研究活動における不正行為が行われないように取り組んできましたが,本学大学教員が,論文において不正行為を行ったことは,極めて遺憾であります。
真理を明らかにする科学の発展において,大学は重大な使命を担っており,大学教員は高い研究倫理に基づき自由な発想で研究活動を行っております。
しかし,今回の当該大学教員の行為は,研究者としてのモラルに大きく欠けるものと判断せざるを得ません。
今後,再びこのような事態が起こらぬよう全学をあげて再発防止に取り組む所存であります。
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