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【社会】

論文11本捏造で三重大准教授を解雇 

2013年5月10日 21時33分

 三重大(津市)は10日、国際学術誌へ投稿した論文11本で画像データを捏造していたとして、同大大学院生物資源学研究科の青木直人准教授(47)を9日付で懲戒解雇処分にしたと発表した。

 三重大や、2004年まで助手として在籍していた名古屋大によると、青木元准教授は分子生物学や食品機能化学が専門。脂肪細胞の働きに関する論文など1996年から2010年に発表した11本で実験結果を示す画像データの捏造が69カ所見つかった。捏造箇所は論文内容に直結する主要な実験も含まれ、同じ細胞の写真を別の実験データに利用したり、タンパク質の量を示すデータを左右反転させて使い回したりしていた。

 11年2月に捏造を指摘する告発文が両大などに届き、それぞれ調査委員会を設置。調査に対し、青木元准教授は「故意にデータを改ざんしたことはない」と否定。しかし捏造箇所の実験を実際にしたことを証明する画像やメモがなく、不正があったと結論づけた。

(中日新聞)

 

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