パソコンを使うと目が疲れる。当然、近い距離で長時間画面を見つめるわけですから、その疲労度はテレビ視聴などよりも大きくなります。では、何とか疲れを和らげる方法はないのでしょうか?
EIZOでは、快適なパソコンライフのための「目に優しい理想のモニター」を追及するため、疲れ目の原因を検証してみました。
- 検証1 LEDバックライト
- 検証2 明るい画面
- 検証3 ブルーライト
LEDバックライトは目が疲れる?
LEDバックライトの表示デバイスが普及してから、ちらつきによる眼の疲れを訴える人が増えてきました。まれに、光の高速点滅を、ちらつきとして認識できる人がいるためです。もちろん、ちらつきを認識できない多数の人たちも、知らない間にちらつきの影響を受けているかもしれません。
そもそも、何故ちらつく?
調光(明るさの制御)方法は、大きく分けて「PWM調光」と「DC調光」の2方式があります。
なお、LEDモニターではPWM調光がよく使われます。設計が容易で、大量生産にも向いているためです。
本当に、ちらつきで目が疲れる?
実際に調光方式によってどのように感じるかを実験してみました。
ちらつきを感じたかどうか?
自覚的疲労度は?
その他、見やすさ等は?
ちなみにEIZOでは…
PWMとDCの良いところを組み合わせたハイブリッド型のEyeCare調光を開発。一部機種に搭載を行っています。
技術資料:EyeCare調光方式について
明るい画面は目が疲れる?
パッと見の印象だと、明るい画面は綺麗で見やすく感じます。しかし、明るすぎる画面は疲れ目の大きな要因になると考えられます。だからといって暗すぎる表示だと、可読性が損なわれ、逆に目の負担が増えてしまいます。
EIZOでは、適切な画面輝度に調整を行う自動調光機能(Auto EcoView)の効果について実験を行いました。
目の疲れを感じたかどうか?
自覚的疲労度および見やすさは?
ちなみにEIZOでは…
特定用途向けを除く、一般的なPC用液晶モニターのほぼ全機種に自動調光機能Auto EcoViewを搭載。
常にまぶしすぎず暗すぎない、最適な画面輝度に自動調整を行い、長時間のPC作業による目の疲れを緩和します。
話題のブルーライトは目が疲れる?
ブルーライトの疲れ目への影響について、話題にのぼることが多くなりました。まずは、そのブルーライトとは何かを改めて整理してみます。
ブルーライトは、人の目で知覚できる可視光線に含まれます。その中でも紫外線に近い波長を持っているのが特徴です。
地表に届く紫外線の99%は、波長315~400nmのUVAです。ブルーライトは、可視光線に含まれるため、疲れ目に影響があるとは一概に言い切れませんが、有害であるUVAに近い波長であることから、目への負担が大きいとも考えられます。
液晶モニターからブルーライトを減らす方法
ここでは、ブルーライトが疲れ目に影響があると仮定して、モニター表示の調整によって、どれだけブルーライトを減らすことができるかを検証します。
色温度を下げる
色温度を下げることで、光の分布がより長波長寄りになります。当社モニターの場合、初期値(6500~7000K)から5000Kに変更すると
色温度と輝度を下げる
輝度を下げることで、光全体のエネルギー量が減少します。モニター最大輝度から、適切な輝度(約120cd/㎡)に調整を行い、さらに色温度を5000Kに調整すると
ちなみにEIZOでは…
モニターの輝度や色温度を幅広く調整できます。また、自動調光機能「Auto EcoView」と「Paperモード」などの「FineContrast機能」で、快適な表示を行いつつ、効果的にブルーライト削減が行えます。
EIZOの製品紹介
各種の疲れ目対策技術を搭載した、エコ+エルゴノミクス配慮の高品質・高信頼性モニター。FlexScan EVシリーズ