SL銀河鉄道(仮) 童話の世界観生かした客車をSLが牽引
・編成/4両予定 ・運行線区/釜石線を中心とした東北エリア ・運転日/年間80日程度 車内では東北の伝統や文化を体験できるサービスも検討。釡石線の他、東北各地で運行予定
東北エモーションに続き、冬以降には岩手県の釜石線を中心に「SL銀河鉄道(仮)」が走り出す。盛岡市で展示保存されていた蒸気機関車「C58 239号機」を復元し、工業デザイナーの奥山清行氏のプロデュースで改装した4両編成の客車を牽引する計画だ。
釜石線の前身である岩手軽便鉄道は、宮沢賢治の童話『銀河鉄道の夜』のモデルといわれ、SL銀河鉄道も童話の世界観を生かした列車になる。構想段階では列車内プラネタリウムなど、大人も子供も楽しめる斬新な演出案が浮上したという。「津軽三味線の演奏会や津軽弁の語り部体験などを行っているリゾートしらかみのように、地元の人が中心になって乗客をもてなす演出も考えていく」(宮田氏)と話す。
JR東日本の新しい経営構想には次世代豪華列車の投入計画が盛り込まれた
JR東日本は、新しい経営構想に「カシオペア」に次ぐ新たな豪華列車の導入を盛り込んだ。「カシオペアとは違う、今の時代が求める豪華さとは何か、改めて定義することから始めている」(宮田氏)と話す。
JR西日本も、“第2のトワイライトエクスプレス”の計画を発表。JR九州に触発され、新時代の観光列車が全国で走り出す。
(日経トレンディ 勝俣哲生)
[日経トレンディ2013年5月号の記事を基に再構成]
[参考] 日経トレンディ5月号「鉄道の正解」特集では、「和製オリエンタル急行 ななつ星九州の豪華ぶり」「鉄道のプロ&マニアが選ぶベスト観光列車」「カシオペア、トワイライトエクスプレス 絶景、撮影スポット、特等席はここだ」など話題の新型列車から上手な活用法まで、乗って分かった最新情報を掲載している。
JR東日本、観光列車、中村貞裕、奥山清行、鄭秀和、東北エモーション、SL銀河鉄道、カシオペア、豪華列車
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