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【ゴルフ】国内メジャー初の4冠へ 不動、8位浮上2013年5月11日 紙面から
◇ワールド・レディース・サロンパス杯<第2日>▽10日、茨城県・茨城GC西C(6669ヤード、パー72)▽晴れのち曇り、気温23・5度、風速4・2メートル▽賞金総額1億2000万円、優勝2400万円▽120選手(うちアマ4人)▽観衆4057人 ツアー通算50勝で永久シードの不動裕理(36)が史上初の国内公式戦(メジャー)4冠達成へ向け、5バーディー、3ボギーの70で通算2アンダーとスコアを伸ばし、前日の19位から8位に上がった。7アンダーで首位の藤田幸希(27)と5打差。出場3試合連続Vを狙う佐伯(さいき)三貴(28)=日立アプライアンス=は5アンダーの2位につけた。 ただ1つ足りない勲章が、勝負師の心を奮い立たせる。通算50勝の不動が、久しぶりに本音を漏らした。 「メジャー(大会)で勝ってないのはこれだけなので。いつかは勝ちたい。でも、年齢的にもいつかはって言ってたらチャンスがなくなりそうだし。(今回)もうちょっと頑張りたい」 1996年のプロテスト合格から18年目。メジャー=公式戦は、97年6月の日本女子オープンを皮切りに、これまで53回出場して5度の優勝。04年日本女子オープンを制した時点で、当時の公式戦3大会制覇は成し遂げた。だが、その後、08年からこの大会が4つめのメジャーに昇格。02年、05年とこの大会でも過去2勝を飾っている不動だが、それは公式戦には数えられず、新たな目標となった。 ここまで公式戦3冠は8人。このうち、今大会を制して4冠となる可能性があるのは不動ただ1人だ。数々の“史上初”となる偉業を重ねてきた不動だからこそ、色めき立たないわけがない。 「ショットはまずまずで70点ぐらい。ショートパットが入らなかったのでパッティングは30点」というこの日。出だし1番で2メートルをしっかり沈めると、3番パー5で第3打を1メートルに、4番・418ヤードの長いパー4では残り195ヤードを4番ユーティリティーでピンそば10センチにつけるスーパーショットを披露した。その後、3つのボギーもあったが、7番、16番ではいずれもチップインバーディーを奪取。70のスコアの中にも不動らしい強さが漂ってきた。 茨城GCは、結婚後、東京に転居してから実戦練習を行っているホームコース。スタッフも顔見知りで、故郷・熊本並みに熱の入った応援も多い。日頃の恩返しのためにも、余計に勝ちたい気持ちが強い。「パットも、悪いなりになんとか入れる方法を考えたい」。一昨年4月以来の勝利で4冠を達成する。 (月橋文美) PR情報
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