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【プロ野球】

巨人 尻に火 1.5差 7点リード守れず4連敗

2013年5月11日 紙面から

◇DeNA12−10巨人

 まさか…。7回の攻撃を終えた時点で巨人がDeNAにつけていたリードは7点。誰もが長嶋終身名誉監督が見守る中での勝利を思い浮かべた。しかし、7回に一挙6点を奪われると、最後は9回に守護神・西村が多村にサヨナラ3ランを浴びてジ・エンド。悪夢のような敗戦で、連敗は4まで伸びていった。

 「次、頑張ります。すいません…」。試合終了後、しばらくたってから姿を現した西村はさすがにショックを隠しきれない。会見に臨んだ原監督にも苦渋の色が浮かぶ。「打たれすぎ…。今日の結果は見ての通り」。必死に声を振り絞った。

 7点差をつけた試合を逆転されての敗戦は1999年4月28日のヤクルト戦(大阪ドーム)で8点差を逆転されて以来、14年ぶりの屈辱。原因は投壊だ。この日は18安打を浴び、7回からの3イニングで11安打。内野守備に足を引っ張られる場面もあったが、原監督が「18安打を打たれて勝つというのは難しい」と言うように、首位快走を支えてきた投手に勢いが消えてきたのは確かだ。

 まさかの敗戦で2位の阪神と1・5ゲーム差。「明日から切り替えていきます」と語った原監督は帰り際に川口投手総合コーチと緊急に話し合った。投壊は今すぐに止めなければいけない。虎の足音をこれ以上聞かないためにも、11日からの新潟での試合は極めて重要な一戦になる。 (川越亮太)

 

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