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【グラニュース】


増川、黒ユニで勝つ!

2013年5月11日 紙面から

 名古屋グランパスのDF増川隆洋(33)が10日、Jリーグ11節横浜M戦(11日・豊田スタジアム)へ向け「記憶を塗り替える」と決意を語った。チームは横浜M戦でJリーグ20周年を記念したメモリアルユニホームを着用するが、増川はそっくりの黒ユニホームを着た昨年8月18日のG大阪戦で退場処分を受け、試合は0−5で敗れている。過去の苦い思いを一掃するためにも、横浜Mを完璧に封じる。

 負の記憶は簡単に消えるものではない。増川は「今でも思い出すことがある」と苦々しく語る。昨夏の悪夢は今も生々しい。グランパスが創設20周年記念試合と銘打ち、1試合限りのメモリアルユニホームで臨んだG大阪戦。増川は前半42分にエリア内で反則し、一発退場。PKを与えて、大敗の要因をつくった。

 「オレのせいで負けた」。この試合以降、増川は5試合連続でスタメン落ち。G大阪戦が忘れがたい一戦になった。

 あれから9カ月。グランパスは次戦の横浜M戦から限定4試合でJリーグ20周年記念ユニホームを採用する。くしくも昨夏の記念ユニホームとそっくりの黒を基調としたデザインだ。

 増川は「過去を振り返ってばかりいても仕方ない。今度はいい思い出をつくる。記憶を塗り替える」。忌まわしき黒ユニホームを、ラッキーアイテムに変えたいのだ。

 横浜M封じの手だては頭の中にある。ストイコビッチ監督は「中村が横浜の“脳”だ」として元日本代表MF中村を要警戒と強調したが、増川が警戒するのは中村だけにとどまらない。

 「(中村は)ボールが収まるし注意しなければならないけど、周りから走り込んでくる選手をしっかり抑えないと」。司令塔に過度の注意を向けると、周りへのマークがおろそかになる。マルキーニョスらパスの受け手となる選手を封じたいと対策を語った。

 「今の成績ではサポーターにも申し訳ない。強い相手にホームで勝ち、いい流れをつくりたい」。増川が最終ラインで締めるグランパスが「黒」をきっかけに走る。 (木村尚公)

◆田中隼、古巣対戦に燃える

 古巣・横浜Mとの対決へ燃えているのがDF田中隼。「マリノスは今の順位(2位)が当たり前の強いチーム。知っている選手もたくさんいる。やりがいがある」。最近の試合でも右サイドから好クロスを連発。「守備をしっかりというのが第一。得点にも絡みたい」と攻守での活躍を誓った。

 

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