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泉谷しげる“激唱”清志郎さん反原発ソング

 清志郎さんの盟友・仲井戸麗市(左)と息もピッタリに熱唱する泉谷しげる=東京・日比谷野外音楽堂(撮影・西岡 正)
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 清志郎さんの盟友・仲井戸麗市(左)と息もピッタリに熱唱する泉谷しげる=東京・日比谷野外音楽堂(撮影・西岡 正)

 ミュージシャンで俳優の泉谷しげる(63)が13日、東京・日比谷野外音楽堂で東日本大震災復興チャリティーライブを行い、歌手の故忌野清志郎さんが歌った反原発ソング「サマータイム・ブルース」「ラブ・ミー・テンダー」を含む全23曲を熱唱した。原発事故を起こした東京電力への怒りをぶちまけ、「おい東電!お前たちのやったことは絶対に忘れねえぞ!!」と絶叫した。

 清志郎さんの“思い”を込めて泉谷が反原発ソング「サマータイム・ブルース」「ラブ・ミー・テンダー」を熱唱した。

 「清志郎がこれを作った二十何年前、誰もついていかなかった。オレはちょこっと参加したけれど…。まさか今になってこの曲が注目されるなんて誰も思わなかったろ」と原発事故を起こした東京電力への怒りを歌で表現した。

 この2曲は5月に行われた清志郎さんの追悼ライブでもサプライズで歌われた。清志郎さんが亡くなる前は音楽性の違いから約4年間顔を合わせず、亡くなった時には「ふざけんな、コノヤロー!!死んだなんて認めない」と告別式に参列しなかった。それほど亡き友への思いは強く「オレは清志郎のようなキーは出せないけど、頑張って歌うから」と声をからして歌い上げた。

 この日は、震災被災地からの避難者900人を無料招待。「おい東電!!お前たちのやったことは絶対に忘れねえぞ!!1人でも戦ってやるからな!!」と日比谷野音から目と鼻の先にある東電本社に向かい、絶叫した。ライブの電源の一部は、ステージ裏に置かれたハイブリッド車の自家発電機能により供給。原発がなくても生きていける‐。その思いを“体現”した。

 ステージには清志郎さんの盟友のギタリスト・仲井戸麗市(61)らも参加。2時間35分のステージで、ギターを客席に投げ、腕立て伏せを27回行い、ファンの中に飛び込んで歌い続けた。アンコールのラストではRCサクセションの大ヒット曲「雨あがりの夜空に」を観客と全員で熱唱。「あいつは天才だ!忌野、ありがとう!」。清志郎さんへの感謝が詰まったライブとなった。

(2011年11月14日)

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