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福島第一 1号機建屋カバーを一時撤去へ5月10日 5時12分
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東京電力福島第一原子力発電所1号機で、放射性物質の放出を抑えるために設置されていた建屋全体を覆うカバーを、使用済み核燃料の取り出しに向けて一時的に取り外すことになりました。
新たな設置は4年後の予定で、東京電力は、放射性物質の放出は減っており、外部への影響は少ないとしています。
1号機の建屋カバーは、水素爆発で壊れた建屋上部からの放射性物質の放出を抑えるため、おととし10月に設置され、東京電力によりますと、放射性物質の放出は設置前の100分の1以下にまで減っています。
このカバーを使用済み燃料の取り出しに向けて一時的に取り外すことになり、東京電力は、9日までに地元の自治体に説明するとともに、この冬から作業を始めると発表しました。
東京電力によりますと、カバーを外したあと、水素爆発で屋上に散乱したがれきを撤去し、燃料を取り出す機器を設置するということで、この間、放射性物質の飛散防止剤をまくなどの対策を行うとしています。
新たなカバーの設置は4年後の予定で、東京電力は、「燃料の冷却などによって放出される放射性物質の量が大幅に減っているため、カバーを外しても外部への影響は少ない」としています。
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