社会

三重大大学院の准教授、論文不正で懲戒解雇
(三重県)
 三重大学の大学院准教授が他人の論文から画像データを流用するなどの不正を繰り返していたとして、9日付で懲戒解雇された。懲戒解雇されたのは、三重大学大学院の生物資源学研究科・青木直人准教授(47)。名古屋大学と三重大学によると、青木准教授は名古屋大学に助手として勤務していた1996年から、他人の論文から流用した実験画像のデータを加工し、自分の論文に掲載する不正を繰り返していたという。おととし2月、三重大学に告発があり、調査の結果、11の論文で不正が見つかった。青木准教授は大学の聞き取りに対し、不正を否定しているという。論文の中には、文部科学省の機関から公的な補助金を受けた研究もあり、三重大学は「不正と関連のある支出については返還を行う」としている。
[ 5/10 18:17 中京テレビ]