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【ゴルフ】薬が効いた!!藤田首位発進 パットには佐伯の助言2013年5月10日 紙面から
◇ワールドレディス サロンパス杯<第1日>▽9日、茨城県・茨城GC西C(6669ヤード、パー72)▽晴れ、気温22・4度、風速2・8メートル▽賞金総額1億2000万円、優勝2400万円▽120選手(うちアマ4人)▽観衆3693人 2010年日本女子プロ選手権覇者のプロ9年目、藤田幸希(27)が4連続を含む6バーディー、2ボギーで68をマークし、11年全米女子オープン優勝の柳簫然(韓国)とともに4アンダーで首位に立った。風邪をひいてフラフラだった藤田の快進撃の陰には、風邪薬のほかに、パッティングの“特効薬”もあった。1打差の3位には、出場3試合連続Vを狙う佐伯三貴(28)=日立アプライアンス=ら4人。前週優勝の横峯さくら(27)=エプソン=は36位。 38度の高熱に苦しみながら前日のプロアマ戦をこなした藤田は「表彰パーティーは欠席させていただいて病院へ。ドーピングのこともあるので、注射は打たずに薬だけもらって帰り、7時に寝ました」。この日の朝は、36・8度まで下がっていたというが「最悪です」という体調でプレー。なのに、なぜか前半からポコンポコンとバーディーが決まった。 3番パー5で5メートルを沈めたのを皮切りに、続く4番はチップイン。5、6番はいずれもショットをピンそば1メートルにつけ、気がつけば4連続バーディー。「風邪のせいで逆に力が抜けてよかったのかな」。9番でも2メートル、14番ではまた5メートルを沈めた。「薬の効いてる間はよかったけど、切れてきた最後のほうはしんどかった」と、16、17番を連続ボギーにしたが、気がつけば、11年開幕戦以来2年2カ月ぶりの初日首位発進となった。 「今年は開幕戦の時からショットの調子はよかった。でもパットが入らない、というのが続いていて…」。開幕3戦は予選落ち、前週まで出場9試合でのベストフィニッシュは第4戦・アクサレディスでの24位と苦悩の序盤戦だった。今大会の前夜祭があった7日、会場で佐伯三貴のところへ行った。「なんであんなにパッティングが上手なのかと、思い切って相談にのってもらいにいった」 佐伯は出し惜しみせずに、自らの肝としている「2メートルの距離のパット練習」をすすめてくれた。「三貴さんが『2メートルが勝負だから』と。で、まだ2日ほどのことですが、取り組んで…今日は本当によく入った」 11年10月の富士通レディスでツアー通算5勝目を飾り、その1カ月後、小池徹平似の会社員男性と結婚。ミセスになってからの優勝がまだない藤田が、自身2つめの公式戦制覇を、最愛のダーリンにプレゼントする。 (月橋文美) PR情報
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