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【大リーグ】青木、“5月男”で再加速 7試合中5試合で複数安打2013年5月10日 紙面から ◇レンジャーズ4−1ブルワーズ俺こそ“ミスターメイ”だ!! ブルワーズの青木宣親外野手(31)は8日(日本時間9日)、地元でのレンジャーズ戦に1番右翼で先発出場。4打数2安打と2試合連続複数(マルチ)安打をマークした。打ちまくった開幕当初から一転、一時は打率2割4分7厘まで落ち込んだが、5月はこれで7試合中5試合で複数安打。月間打率も4割超と再び上昇気流に乗り始めた。5月はイチロー外野手(ヤンキース)が得意とする季節だが、もう一人の“5月男”もここから本領を発揮する。 青木のバットに快音が戻ってきた。3回、先発左腕ホランドの真ん中に入ってきた速球を右前に運ぶと、7回にも一塁手のミットをはじく強い当たりで右前へ。2日連続の複数安打に、共同電などによると、「一時期よりは良くなっている。いい打席が増えているし、今日は全部仕留めたかったぐらい」とニヤリ。5月の声とともに、スイングもコメントも滑らかになってきた。 もがいて、もがいてようやく“底”からはい出した。10試合で15安打とシーズン300安打ペースだった開幕当初。だが、以降は失速し、最高4割1分9厘だった打率も一時は2割4分7厘まで落ち込んだ。不振打開へ、時には試合前に200球以上を打ち込み、気分転換にストッキングを膝元まで見せる“オールドスタイル”に変えてみるなど試行錯誤を繰り返した。そのかいあって、5月は7試合中5試合で複数安打、月間打率も4割1分7厘と再び量産態勢に入ってきた。 5月といえばメジャーの日本人野手ではイチローが得意とする季節。39歳のベテランは過去12年で月間打率3割4分3厘の数字を残しているが、青木も“ミスターメイ”ぶりは負けてはいない。昨季の5月はまだ控えに甘んじていたが、それでも73打数22安打と打率3割1厘を記録。スタメンに定着するきっかけとなった月なのだ。 青木の復調とは裏腹に、残念ながらチームは5月1勝と低迷中。だが、「今は自然な流れで打てている。少しずつ、地道に勝ちを多くしてけばいい」と焦りはない。一時は目標のシーズン200安打にも黄信号がともりかけたが、ここ7試合で10安打は231安打ペース。当たりは戻った。5月男のリードオフマンが、ここからチームも波に乗せていく。 PR情報
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