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首相 年金制度変える必要ない5月10日 17時35分
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安倍総理大臣は衆議院本会議で、政府の社会保障制度改革国民会議で検討課題の1つとなっている年金制度について、「現在の制度は100年間で収支が均衡する設計になっている」と述べ、今の制度を抜本的に変える必要はないという認識を示しました。
衆議院本会議は10日午後、安倍総理大臣らが出席して、厳しい運営を強いられている厚生年金基金について、一部の健全な基金のみ存続を認めるなどとした法案の趣旨説明と質疑が行われました。
この中で安倍総理大臣は、野党側から「一部でも基金を存続させると、公的年金の財政に影響が及ぶリスクが残る」と批判が出ていることについて、「十分な積立金を持ち、適切に運用している基金まで強制的に廃止することは問題が大きい。存続という選択肢を残したが、厚生年金基金の制度自体は縮小していくことになる」と述べ理解を求めました。
また、安倍総理大臣は、政府の社会保障制度改革国民会議で検討課題の1つとなっている年金制度について、「現在の制度は、おおむね100年間で収支が均衡するように設計されている。長期的に運営できる仕組みになっているという認識を、民主党政権時代に、自民・民主・公明の3党の間で共有した」と述べ、今の年金制度を抜本的に変える必要はないという認識を示しました。
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