製品のコンパクト化

花王では、製品の性能を高めてコンパクト化することで、1回当たりの使用量を減らし、原材料、エネルギーの消費、使用後のごみの量を少なくしています。

こうしたコンパクト化製品の代表が、1987年に発売した衣料用粉末洗剤の「アタック」です。いまやコンパクト洗剤は一般的になりましたが、現在の洗剤は、コンパクト化以前の洗剤と比べて、製品の重量で50%、箱の体積で70%削減されています(1回使用当たり)。

2009年8月には、花王の従来の衣料用液体洗剤の濃度を2.5倍に高めた、衣料用濃縮液体洗剤「アタックNeo」を発売しました。濃縮化によって製品の重量を削減し、容器の体積も小さくできるため、輸送時のCO2の削減にもつながります。「アタックNeo」は従来の液体洗剤「アタック バイオジェル」に比べ商品重量で58%、容器の体積で60%削減されています。さらに「アタックNeo」は、新活性剤成分「アクアWライザー」配合技術により、すすぎが1回で済み、コンパクト化による環境負荷低減だけでなく、節水、節電によりご家庭での使用時のCO2排出削減にも貢献しています。

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