花王の新つめかえ用容器の開発が、『第33回木下賞』を受賞

花王の新つめかえ用容器の開発が、『第33回木下賞』を受賞
-シャンプー&コンディショナーのつめかえ用容器の開発-

「キュレル」のシャンプー&コンディショナーのつめかえ用容器の開発が、社団法人日本包装技術協会の「第33回木下賞」の「研究開発部門賞」を受賞し、5月28日、東京会館丸の内本館(東京都千代田区)で授賞式が行われました。この社団法人日本包装技術協会は、「創意工夫により包装の未来に挑む」という理念から、包装技術の改善・向上を通じて、生産・流通及び消費の合理化を推進し、わが国の経済の発展に寄与することを目的に活動しています。

「キュレル」のシャンプー(左)&コンディショナー(右)のつめかえ用容器 「キュレル」のシャンプー(左)&コンディショナー(右)のつめかえ用容器

この「木下賞」は、包装界に多大な功績のあった木下又三郎氏の名前を冠した賞で、毎年その年度において、包装技術の向上ならびに包装産業の発展に貢献した製品、技法、事例、デザイン、アイデアなどの業績を表彰するものです。研究開発部門(包装の研究・開発)、改善合理化部門(包装の改善・合理化)、新規創出部門(包装の新規部門創出)の3部門があり、包装業界では歴史ある賞の一つです。

授与された木下賞の表彰状 授与された木下賞の表彰状

今回受賞した花王のつめかえ用容器は、ボトルと同じ製造方法で、フィルム製のスタンディングパウチと同等の環境調和性を有しており、さらにぬれた手でも開封しやすいプルリング機構や、片手で持ってつめかえできる形状など、ユニバーサルデザイン性に優れている点が高く評価されました。
また、従来の袋状のつめかえ用パウチと比べ、ボトル状の容器にしたことにより、中身がこぼれにくくなっています。さらに、使いやすさを追求しながらも樹脂を極限まで薄くしたために、樹脂の使用量は袋のつめかえ用容器と同等で、「キュレル」では、本品ボトル容器に比べて樹脂量を約76%、廃棄時の体積では約95%削減できました。

花王は、世の中の環境意識の高まりに対応するため、本技術のさらなる応用展開を今後も進めていきます。

授賞式に参加したメンバー代表 授賞式に参加したメンバー代表

関連情報