FX彪ストロングトレードは、スイングトレードマニュアルですね。
スイングトレードとは、
エントリーから決済までが数日~数ヶ月にわたる、
中・長期トレードのことです。
私の周りで、スイングトレードを実践しているFXトレーダーは、
なぜか一人もいません。
ほぼ全員がデイトレーダーです。
(長くポジションを持ったとしても、数日です)
不思議ですね。
株式投資であれば、
スイングトレードは、それほど珍しくありません。
しかしFX投資において、スイングトレードは、
少ないというのが私の印象です。
(あくまで私の印象です)
この辺りについては、また別の機会に考察してみたいと思います。
さて、FX彪ストロングトレードに話を戻しますが、
この商材の作成者である「FX彪」氏とは、どんな人物なのでしょうか?
ところで、FX彪(あや)って、どんな人なのでしょうか?
なんだか、突然出てきたような印象です。
この業界には、色々な人がいるんですね。
FX彪ストロングトレード販売ページ内のプロフィールを見ると、
なかなか興味深いことが書いてあります。
2012年初等に発表の処女著作が、
「アマゾンランキング」で初登場第一位を獲得。
しかも、当時の大ベストセラーであったアップル創業者・故スティーブジョブズ氏の『スティーブジョブズⅠ』と『同Ⅱ』を2位・3位に従えての堂々第一位だったことに、業界中が騒然となる。
外国為替情報誌『FX攻略.com』にてコラム連載中。
~販売ページより引用~
FX彪氏の処女著作とは、こちらですね。
Amazonランキングで初登場第一位を獲ったということは、
相当キャンペーンを行ったのでしょうね。
キャンペーンとは、期間限定で書籍購入者にプレゼントを行ったり、
著者自身もしくは、その身内で商品を購入する行為のことです。
別に第一位を獲ったからといって、
その書籍が爆発的に売れたという証拠にはなりません。
ちょっとしたステマ(ステルスマーケティング)ですね。
「業界中が騒然となった」って、意味不明です。
実際のところ、この書籍に対するレビューは、たったの5つしかありません。
「業界中が騒然となった」くらいに、話題になった書籍であれば、
もっとレビューがあっても良いと思うのですが・・・
しかも、そのレビューのうち、評価の高いもの(4つ)は、
なんとなくステマっぽいですね。
高評価しているレビュアーは、なぜか、この書籍しかレビューしていません。
まるで、この書籍をレビューするために作られたアカウントのようです。
同じようなAmazonステマレビューは、過去にもありましたね。
評価の低い(星1つ)レビューが、最も信頼性が高そうです。
完全に期待を裏切られた本です。
(略)
これは少しひどすぎるかな。酷評されても仕方がないかな、という本でした。
(略)
具体的には、全206ページ中、チャート事例が掲載されているのはわずかに15ページ。
(略)
プロのノウハウとはほど遠いものでした。
~Amazonレビューより引用~
それから、この『1ドル70円時代を勝ち抜くFX投資術』という書籍ですが、
どうやら自費出版の可能性が高いと思われます。
この本の出版社は、「つた書房」です。
つた書房って聞いたことありますか?
つた書房は、自費出版で有名な出版社です。
自費出版とは、著者が自分で費用を負担して本を出版することです。
おそらく、FX彪氏が、自ら費用を出して出版したのでしょう。
自分の経歴に箔(はく)を付けるために、
書籍を(自費で)出す人は多いようです。
多少お金があれば、誰でも本は出版できる時代です。
「本を出しているから信頼できる!」
「本を出しているから実績がある!」
とは思わないようにしましょう。
先ほどの書籍『1ドル70円時代を勝ち抜くFX投資術』の紹介には、
2年間で7000万円稼いだ新進気鋭の投資家
~Amazonより引用~
と記載されています。
FX彪ストロングトレードの販売ページには、
直近トレードでの利益合計
33,679,970円を獲得済み
~販売ページより引用~
とありますね。
しかし残念ながら、FX彪氏の実績を裏付ける証拠は、
何も掲載されていません。
私の見落としかもしれないと思い、
何度か販売ページをチェックしたのですが、
やはり掲載されていませんでした。
したがいまして、FX彪氏の実力は、現時点では「不明」です。
トレード実績が不明の方が作成したマニュアル、
それが「FX彪ストロングトレード」という商材です。
・・・こんな商材、欲しいですか?
モニターの実績証拠を提示するよりも、
FX彪氏の自らの実績証拠を提示すべきでしょうね。
FX彪ストロングトレードは、
実力不明のトレーダーが作成したスイングトレードマニュアルです。
ロジックの優位性も不明で、
私には価値があるとは思えません。
スイングトレード(中長期)については、FXにおいて、
その優位性があるとは、私には思えません。
理由は単純で、スイングで長期的に稼いでいる人が、
私の周りに一人もいないからです。
(たまたまかもしれませんが・・・)
レバ1倍であれば、中長期トレードは、意味があるかもしれませんが、
それは単なる外貨預金と同じことです。
FX彪氏が、ストロングトレードという手法で、
長期的に勝っているという明白な証拠があれば、
私も信じることができると思うのですが、
残念ながら販売ページには、その証拠がどこにも掲載されていませんでした。
あくまで私の考えですが、
中長期トレードで稼いでいる人は、
たまたまトレンドに乗っかった、という人が多いように思えます。
つまり、ラッキーだった、ということです。
たとえば、脱税主婦で有名な池辺雪子さんも、
数年にわたるユーロ円の歴史的な上昇トレンドで、巨額の資産を築いた方です。
どうしても、ロジックとしての優位性があるとは思えないんですね。
なんとなく、たまたまラッキーだった、という印象です。
ですので、FX彪氏のストロングトレードについても、
懐疑的な見方しかできません。
できれば、長期的に通用するロジックであることを、
しっかりと証明して欲しいところです。