9日、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)はアレックス・ファーガソン監督(71)の後任に、デービッド・モイズ監督(50)が就任すると発表した。6年間の長期契約で7月1日から指揮を執る。日本代表MF香川真司(24)の処遇にも影響が及ぶのは必至。FWウェイン・ルーニー(27)の放出が濃厚となったため「香川には追い風になる」との声が上がる一方、新戦術で香川の“持ち味”が殺される恐れも出ている。
ファーガソン監督の退任発表は各方面に大きな衝撃を与えた。後任候補にもビッグネームが飛び交い、レアル・マドリード(スペイン)から今季限りで退団濃厚のジョゼ・モウリーニョ監督(50)やドイツ・ドルトムントのユルゲン・クロップ監督(45)の名も浮上。だが、結局は最有力候補とされていたモイズ監督の就任で落ち着くことになった。
モイズ監督は英国一筋の指導歴で、エバートンを11季指揮。同じスコットランド出身のファーガソン監督がクラブ側に推薦したのが決め手となった。それだけに新生マンUへの移行はスムーズに進むと見られる。
その中で注目されるのが香川の処遇だ。欧州サッカーに精通するJリーグクラブ関係者は「香川には追い風になるのでは」と楽観的に見ている。その根拠となっているのが、マンUの大黒柱のルーニーとモイズ監督の関係だ。
2人が“犬猿の仲”というのは英国内では周知の事実。かつてエバートンでプレーしていたルーニーのマンU移籍の原因はモイズ監督との対立。マンU移籍後、ルーニーは自叙伝で「モイズは俺にねたみを持っている。モイズから離れるためならどこでも行くつもりだった」と暴露したほど。モイズ監督就任で2人の対立再燃は必至で、ルーニーの放出の可能性は高まっている。
今季から中盤での起用が増えたルーニーとポジション争いをしてきた香川にとっては、出場機会という点ではプラスに働くかもしれない。
だが、モイズ監督はサイド攻撃偏重の戦術を採ることでも知られ、英国内では「退屈なサッカー」とも言われている。ドリブル突破などトップ下でのプレーを得意とする香川にとっては歓迎すべき指揮官でないのも確かだ。マンU移籍2年目となる来季、香川の立場は不透明だ。
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