- [PR]
事件
【朝鮮総連ビル断念会見】(上)「仏様に『待て』といわれたような気がする」
2013.5.10 14:49
(2/3ページ)
入札期限の前日のことです。北朝鮮の要人から直接、大使館代わりになってきたビルの競売は、宣戦布告とみなすと聞いていました。この競売が、日朝関係を瀬戸際まで追い込み、両国が戦争状態に陥ることになったら大変だと思い、仏教者としてやむにやまれぬ気持ちで入札した。資金面の問題はいくつかありましたが、さまざまなハードルに遭遇しました。
今回、心ならずも実行不能となり、断念するに至ったわけであります。まことに断腸の思いであります。
ミサイル発射は、ただの一度も日本を標的にすることなく収束したことは幸とするところ。
真言宗の空海は「一明一暗は天の常なり」といいました。私は、購入が成功するか失敗するかは仏様の審判次第であると考えていました。断念は、仏様にちょっと待てといわれたような気がします。
今回の撤退は短期的には「一暗」であったかもしれないが、長期的に「一明」に変えていくような光が見えているような気がします。
私は、毎日の護摩行で、朝鮮半島の安定が北東アジアの平和の礎になるとの信念を持って尽力し、懸案の解決に邁進(まいしん)していきたいと思っています。
このニュースの写真
関連ニュース
- [PR]
- [PR]