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1ドル=100円台に 4年1か月ぶり5月10日 5時40分
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9日のニューヨーク外国為替市場は、アメリカの景気回復に対する期待が高まったことからドルを買って円を売る動きが強まり、円相場は、およそ4年1か月ぶりに1ドル=100円台まで値下がりしました。
9日のニューヨーク外国為替市場は、この日発表されたアメリカの失業保険の申請件数が市場の予想より少なく、アメリカの本格的な景気回復に対する期待が高まったことから、ドルを買って円を売る動きが強まりました。
このため円相場は、およそ4年1か月ぶりに1ドル=100円台まで値下がりし、一時1ドル=100円79銭をつけました。
一方、円相場はユーロに対しても一時1ユーロ=131円75銭まで値下がりしました。
外国為替市場では先月4日に日銀が大規模な金融緩和に踏み切ったことを受け、急激に円安ドル高が進みましたが、その後、アメリカの景気回復への期待がいくぶん後退したこともあって、円相場は1ドル=100円の大台目前でこう着状態が続いていました。
しかし、先週発表されたアメリカの先月の雇用統計で雇用状況の改善が確認されたことから、再びドルを買って円を売る動きが強まっていました。
市場関係者は「円相場が節目とされた1ドル=100円台まで値下がりしたことでさらに円安が進むという見方が広がっている」と話しています。
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▽ 1ドル=100円までの経緯 (5月10日 3時51分)
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