2013.5.10 05:02

パ制圧や!虎・藤浪、交流戦もサンデー登板(2/3ページ)

交終戦で藤浪との対戦が予想される西武・栗山

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 新人離れした強心臓の持ち主には“未知との遭遇”も関係ない。14日から始まる交流戦。藤浪に託されたのは「パ・リーグなで斬りローテ」だ。

 「交流戦だからどうこうとか意識はしません。自分が任されたところを毎試合、しっかりと投げるだけです」

 初めて足を踏み入れた坊ちゃんスタジアムでのブルペン投球後。「調子は悪くない」と心地いい汗を流した右腕は、冷静な口調で言い切った。

 中西投手コーチは改めて交流戦での先発ローテについて「5人で固められるか、だな」と明言。当初のプラン通り、黄金ルーキーのサンデー登板を継続させる考えだ。そうなれば、19日の西武戦(西武D)を皮切りに日本ハム→ソフトバンク→ロッテ→楽天と、オープン戦で相まみえたオリックスを除く5球団と対決するわけだ。

 「実力のパ」と言われるように2005年から始まった交流戦で、09年以外はすべてパが勝ち越している。藤浪がここまでシーズンで対戦したのは3球団(先発ではヤクルト、DeNA)のみ。新たな刺激となるのは確実で、一回りも二回りも成長するきっかけになるはずだ。球数の“リミッター”が外れるのは6月中の予定だけに、交流戦となる可能性もある。さらに5試合中ビジター3試合と、対戦相手にとってもうれしい登場だ。

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