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【グラニュース】


玉田、先発復帰だ

2013年5月10日 紙面から

練習後、ピッチに座り込んで面談する玉田(左)とストイコビッチ監督(中)=トヨタスポーツセンターで(宮崎厚志撮影)

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 名古屋グランパスのFW玉田圭司(33)が、11日のホーム横浜M戦で3試合ぶりの先発復帰が濃厚となった。4月27日の広島戦でのループシュートをストイコビッチ監督に酷評され先発を外れていたが、9日の練習で主力組のトップ下に起用。練習後には異例となる約15分間の個人面談。指揮官から関係改善に動いた。玉田もこれに応える活躍を誓った。

 気温29度、真夏を思わせる熱気のなかで注目の青空会談が行われた。練習後、輪になってストレッチをする他の選手たちから離れ、指揮官とエースがピッチに腰を下ろす。身ぶり手ぶりで何かを諭すストイコビッチ監督と、黙ってそれを聞く玉田。異例の個人面談は約15分間も続いた。

 「まあ、がんばれってことだよ。戦術というよりは気持ちの部分かな」。会談の詳細は伏せた玉田だが、表情には久しぶりに明るさが戻ってきた。

 「監督からの期待はいつも感じているけど、『まだまだお前はできるぞ』ってことだと思う」。4月27日の広島戦でのループシュート以降、ぎくしゃくしていた2人の関係は、指揮官の歩み寄りによってようやく解消に向かうことになった。

 この日の戦術練習では、約2週間ぶりに玉田が主力組のトップ下に入った。そして横浜M戦にむけた攻撃パターンを確認。「メンバーが先にわかるといろいろ考えることもできる。こうやろうとか、話し合いの時間もとれる」。機能不全になっていた攻撃の改善に、2日間でできる限り取り組むつもりだ。

 リーグ戦ここ4試合で勝ち点1と低迷しているなかで迎えるホームゲーム。しかもJリーグ20周年を祝い、黒いメモリアルユニホームで戦う。「期待が大きい分、自分がもっとがんばらないといけない。ファン、サポーター、見に来てくれる人のためにも」

 もうわだかまりはない。心機一転、エースの使命を背負い、先発のピッチに立つ。 (宮崎厚志)

 

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