ポルノを閲覧して性的興奮を得たり、自慰行為をして性的快感を得ることで、
脳内には「オピオイド」というアヘンに似た成分が自然分泌されます。
しかしオピオイドに依存してしまい、オピオイドを大量分泌させるために一生懸命になり、
日常生活にまで支障が出るようになると、もう立派な依存症です。
アルコール、タバコ、コカイン、大麻、その他のドラッグ類への依存状態とあまり変わりません。
以下の項目に当てはまるものが多いほど、ポルノ依存症の危険性が高いです。
ポルノ依存症の患者は、インターネットポルノの普及によって増加しています。
インターネットが広がる前のポルノコンテンツは、探してお金を支払うことをしなければ入手できないものでした。
そのハードルの高さが、多くの人の依存症化を防いでいたと考えられます。
しかし、インターネットポルノは無料で手軽に手に入れることができます。
ポルノサイトをあえて探さなくても、一般サイトにポルノサイトによる性的な広告バナーが貼られていたりもします。
普通にインターネットをしているだけで、私たちは繰り返しセックスのイメージを喚起させられます。
たまたま嫌なことが起こったときに、気軽に性的興奮・快楽に逃げさせ、ついには依存させる仕組みになっています。
この依存症の正式名称は「性依存症」です。性行為依存と自慰行為依存が一つのくくりで語られています。
性行為依存は、タイガー・ウッズの多重不倫の例などが有名です。
性行為依存の結果として、不倫以外にも性病、望まぬ妊娠、売買春、痴漢、強姦、性的虐待など数多くの問題が起こります。
よって、精神医学会でも問題にされがちなのはこの性行為依存のほうです。
自慰行為によるオピオイド依存の場合、人と関わらずとも依存対象を得られます。
よって、ドラッグの治療施設のように依存対象からの完全隔離を行うことが出来ません。
ユタ州にある施設ではポルノ依存症患者の治療が行われていますが、
そこで得られた結論は、ポルノ依存の治療はコカイン依存の治療よりも難しいというものでした。
ポルノコンテンツは、コカインのように身体から完全に出し切ることができません。
人と関わらずに依存物質を自力で生成できることは、依存の発覚の遅れにも繋がります。
「なぜか人付き合いを絶ち、ネットばかりするようになった」
こうした「理由のわからない引きこもり化」で、混乱している家族が居ます。
それらの原因のうちのいくらかは、ポルノ依存であることが考えられます。
日本では「オナ禁」という流行があったようです。自慰行為を自主的に一定期間禁じるというものです。
オナ禁の効果として「頭がすっきりする」「やる気が出る」「集中力がアップする」等がよく挙げられますが、
これは実際にはオナ禁の効果ではなく、「ポルノ依存状態から脱却できている状態」…
…つまりそれが本人の「普通の状態」であることが考えられます。
オナ禁をしても、何も変わらないという報告もあります。その方は、元々依存状態では無かったのでしょう。
http://anond.hatelabo.jp/20130510010751 まず実際に過度の依存傾向に陥る可能性が実際にあるならばそのレッテル貼り、もとい啓蒙活動にてそれを避けられる軽度の依存患者は得をするかもしれ...
http://anond.hatelabo.jp/20130510010751 まず実際に過度の依存傾向に陥る可能性が実際にあるならばそのレッテル貼り、もとい啓蒙活動にてそれを避けられる軽度の依存患者は得をするかもしれ...