'13/5/10
広島市上空に「水平環」
虹色の帯が横に直線状に広がって見える気象現象「水平環」が9日昼すぎ、広島市の上空で観測された。
午後1時15分ごろ、マツダスタジアム(南区)の南の空5千メートル以上のところに、赤やダイダイ、黄、緑などの色の帯が約20分間、浮かび上がった。
市江波山気象館(中区)によると、水平環は、太陽の光が大気中の氷の結晶で屈折し、いろんな色が見える現象。国内では春から夏にかけての正午前後に見られる。気象条件に左右される珍しい現象の一つという。
【写真説明】マツダスタジアムの上空に現れた水平環=9日午後1時15分、広島市南区(撮影・井上貴博)