そごう広島店（広島市中区）は７日、屋上のビアガーデンをオープンした。広島市中心部の他の百貨店なども今月、相次ぎ開く。女性や若者に客層を広げ、例年を上回る来客を見込む店が多い。

　そごう広島店は本館屋上に昨年より２００席多い最大７００席を用意した。バイキング形式で、１割の売り上げ増を見込む。家族３人で訪れた南区の主婦児玉麗華さん（40）は「少しずつ味見しながら食べられるのも魅力」と話していた。

　福屋広島駅前店（南区）は９日に開く。女性や家族連れを狙い、牛肉の赤ワイン煮込みや豚肉のローストなどメニューを２割多い約60種類にした。

　パエリアやカルパッチョなどの地中海料理を27日からそろえるのは広島三越（中区）。営業日は昨夏より16日少ないが、前年並みの売り上げを見込む。

　家電量販のエディオン（同）は17日、広島本店本館で２年ぶりに開く。ホテルグランヴィア広島（南区）は24日、ＡＮＡクラウンプラザホテル広島（中区）は６月１日からを予定する。多くは９月中下旬まで営業する。

【写真説明】そごう広島店のビアガーデンで乾杯する来店客