北見市内のGW観光入り込み

雪、雨、低温で明暗…

　今年のゴールデンウイークは天候に恵まれず屋外観光施設は観光客が伸び悩んだ。一方、北見市留辺蘂の山の水族館は5月3、4、5日とも一日5千人を超える入館者があり、屋内観光施設の強みを見せた。期間中の北見市内の観光施設の入り込み状況をまとめた。

入場者の少なかった北見ファミリーランド（3日）

北見ファミリーランド
オープンも遅れ前半は苦戦
連休後半は盛り返すも

屋外遊園地の北見ファミリーランドは雪、雨、低温により苦戦を強いられた。4月29日～5月6日の遊具延べ利用者数は5万9903人で前年同期間に比べ42.9％減少した。

　降雪の影響で1日遅れの4月29日に開園。5月2日までの利用は4769人で前年比9割もの減少。連休後半の3日以降は盛り返したが、前半の苦戦が響いた。連休中は年間の3分の1を売り上げる書入れ時だけに、施設管理者は「ずっと気温10度以下というゴールデンウイークは経験がない。こんな天気は今年だけであってほしい」と肩を落とす。　(柏)

北網圏北見文センプラネタリウム
入場者数はほぼ前年並み

　昨年4月にデジタルハイビジョンに更新された北網圏北見文化センターのプラネタリウムの4月29日～5月6日の入場者数は635人（前年比25人減）でほぼ前年並み。3日～6日は通常1日3回の上映を4回に増やし、この4日間だけで549人の利用があった。1日当たりでは、4日の利用が172人で連休中最多となった。(柏)

山の水族館
5日には新記録の6013人

　山の水族館はゴールデンウイーク前半の4日間（4月27～30日）で8741人の入館者があった。後半の3日には初めて一日の入館者が5千人を突破。4日も5800人、5日は6013人にまで伸びた。

　この3日間の館内は超満員となり館外には入館を待つ観光客の長い列ができた。

　同水族館は昨年7月にリニューアルオープン後、4月には入館者20万人を達成。人気の施設になっている。4月単月の入館者は2万2519人だったが、5月は1日から6日までで2万2599人となり、ゴールデンウイーク後半で4月1カ月分の入館者に達した。(粟)

身動きが取れないほど賑わった山の水族館（3日）

入館を待つ長い列（3日）