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CYCLINGTIME.com

2005/8/7 13:58

ツール・ド・フランス Techレポート#7:フロイド・ランディスのBMC・プロマシーンSLC01


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世界初! カーボンナノテクノロジーを導入したフレームセット!!

通常、自転車に使われるいわゆる「カーボン」とは、カーボン繊維をエポキシ樹脂で固めて成形されている。アメリカ・イーストン社は、そのエポキシ樹脂中に「カーボンナノチューブ」と呼ばれる複雑な構造の炭素分子を加えると成型品の強度が格段に上がることに注目した。そしてCNT(カーボンナノテクノロジー)という名称で、ハンドルバーなどの製品をリリースしてきた。

このたび、各方面から期待されていたCNTのフレームセットも完成し、このツールから実戦投入された。それがこのBMC・プロマシーンSLC01だ! 外見上の最大の特徴は、何といってもシート集合部であるが、これはもちろん供給先であるBMCのアイデンティティを生かした造形である。リアエンドもカーボンでできており、軽量化に対する努力は並大抵ではない。

その他にも、極太の角断面チェーンステーや凸を逆さまにしたような断面のトップチューブなど、個性溢れる造形が随所に見られる。組み合わされるフォークは先に開発されていたイーストン・EC90SLXで、コレもカーボンナノテクノロジーを導入した製品。何と290gという超軽量品だ。

今回のツールでは、フロイド・ランディスのほか、サンティアゴ・ボテーロ、オスカル・ペレイロ、アレクサンドル・モースがSLC01を駆ったが、その活躍ぶりとこのニューバイクとは無関係ではないだろう。技術的な革新性という点で、間違いなくこのSLC01は今回のツール出場バイク中ナンバーワンだ!

プロマシーンSLC01
【SPEC】
フレーム/BMC・プロマシーンSLC01
チューブ/イーストン・CNT(カーボンナノテクノロジー)
フォーク/イーストン・EC90SLX(カーボンナノテクノロジー)
メインコンポ/カンパニョーロ・レコード
クランク/カンパニョーロ・レコードカーボン
リアハブ/サイクルオプス・パワータップSL
ホイール/ZIPP・202
タイヤ/コンチネンタル・コンペティション22
ハンドル/イーストン・EC90
ステム/イーストン・EA70
サドル/セレイタリア・フライト
シートポスト/イーストン・EC90
ペダル/スピードプレイ
ボトルケージ/エリート・パタオ
コンピュータ/サイクルオプス

GRAPHIC:フロイド・ランディスのBMC・プロマシーンSLC01

Photo:Makoto AYANO
Text:Takashi NAKAZAWA

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