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この世の果てで恋を唄う少女YU-NO
となると、そろそろ考えなければならないのがネクストゲームプラン。さて次はなんのゲームをやろう、なんかバーストエラーをふたたびやりたくなってきたな。と考えていてフト思い出したんですけど、そういえば 『バーストエラープラス』 というリメイク版が買ったまま積みっぱなしでした。どうせリプレイするならこっちやろうかな。でもたしか一度だけプレイしたことがあったんですが、立ち絵が無駄にアニメーションするせいで動作がおそく、序盤をちょろっとやっただけでイライラして止めてしまった記憶が……。
快適度で言えばやはりウィンドウズ版が1番ですよね。まりなや氷室のキャラデザも最高ですし、まりなの水着が鼻血もんですし。あの水着で喧嘩しちゃうんですから、小次郎じゃなくたってビックリですよ。あと全然関係ないんですが、バーストエラーでもっともタイプだったヒロインはまりなでもなく氷室でもなく、松乃さん(図書館で働いていた女性。ちょい役)でした。プラスでは松乃さんどうなってるんだろう……気になるからプラスやることにしました。
EVEシリーズや菅野作品をプレイするたびに思うんですが、いつになったら 『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』 のリメイク版は出るんでしょうか。もうかれこれ7年は待っているですけど。7年っていったら涼宮遙だって2回は復活できるし、ガンダムマークⅡだってνガンダムにモデルチェンジできる年月です。著作権元のエルフはそんな長いあいだ一体なにをやっていたんだと言いたい。鬼作だか与作だかコサックだか知りませんけど、女の子を罠に嵌めている暇があったらはやくユーノリメイク版を作ってください。
さて、あまりに有名な作品なので説明不要だと思うんですが、ユーノというのは菅野ひろゆき氏がまだ剣乃ひろゆきと名乗っていた全盛期の頃に作った”剣乃三部作"のひとつで、バーストエラーとともに同氏の頂点と言われている作品です。……なんですが、実はやったことがありません。
というのもこのユーノ、PC98とセガサターンの2つのプラットフォームでしか発売されていないんです。そして自分が 「ユーノやりたい!世界の果てでラブソングとか唄いたい!」 と渇望した頃(2000年前後)にはすでにもう、この2つのマシンは市場的に過去の物でありました。
PC98なんていう旧石器時代のパソコンはだいぶ前に生産終了してましたし、セガサターンもすでにその後裔であるドリームキャストが出ていて、しかもそのドリームキャストですら、もし医者がいたら 「残念ですがもはや手の施しようが……」 と沈痛な面持ちで言うであろう末期的状況でしたし。とにかくプラットフォームがそういう状態だったので、あえてユーノのために買うという気分にもなれず、リメイク版を待つしか方法がありませんでした。ここから私とユーノのながい睨み合いが始まるのです。
最初のうちはデザイアやバーストエラーが何度もリメイクされているといった理由から、ユーノもそのうち出るだろうと楽観視していたんですが、その後エルフと菅野氏の間に確執があったとかなかったとかいう理由で、ユーノのリメイク版を出すのをエルフが渋っているという噂を聞いて、しかもそれが本当っぽくて、もしこのままユーノがプレイできなくて死んじゃったら浮遊霊になってしまうんだろうか?と次第に心配になっていきました。戦況はまったく良くならないどころか、時が経つにつれて悪化する一方です。
一度だけ 「エルフの缶詰」 というエルフの過去の作品を数本収録したオムニバスソフトが出て、その中にウィンドウズ環境でも動くユーノが収められていたらしいんですが、作りがPC98からのベタ移植の上にプレミア商品(たしか中古でも1万円以上)だったため、手も足も金も出せませんでした。そんなもんに金払うなら、チョコボールをいっぱい食べて 「おもちゃの缶詰」 もらった方がお得です。
そしてその缶詰以降はまったく音沙汰なし。ただ待ってるだけってのも手持ち無沙汰だからエルフ繋がりで下級生2でも買って気を紛らわせようとしたんですが、プレイする前に"メインヒロインに関するある噂"を聞いてしまい、やらずに海に投げました。そしてエルフへの怒りに燃えました。リメイク版ユーノはいつまで経っても出さないし、幼なじみはボンボン医大生と寝ちゃってるし、いったいどんなリアリズムなんだ、もうこんなメーカーは信じられんと。
そんなセンチメンタルな想い出もすっかりモノクローム色に変わりつつある2006年の夏。つまり現在なんですが、相変わらず進展はまったくありません。完全に戦局は硬直化。作る気がないならユーノの著作権を手放せばいいのにと思うんですが、いまリメイク版が出たところでそんなにバカ売れはしないだろうし、作り直すとしたら原画も256色のCGなので最初っからすべて作り直さないといけないでしょうし、ある程度しっかりしたメーカーに作って貰わないと適当にリメイクされてしまい 「こんなのがユーノ?」 とガッカリしてしまいそうです。しかもそれが自分の中のユーノ像となって決定づけられてしまうんですから、作る側は責任重大です。
やはりここまで月日が経ってしまうとリメイクするのも難しいのかも。この際、アーベルに著作権ゆずって菅野氏に作って貰うのがベストなんですが、何気にあそこはアージュやくらげに匹敵する延期メーカーなんですよね。しかも菅野氏はユーノの作りに納得してないらしいから、もし作るとしたら今度こそ妥協しない完全版を製作をするはずだし、そうなったら一体いつ出ることやら。いや、そんなドリームが可能ならいつまでだって待ちますけど。
そろそろ自分の中でユーノという作品は 「都市伝説」 みたいな存在になってきました。永遠に出来ない名作。悠久の螺旋をさまよい続けるティーナのような、プレイするまで抜け出せない永久のラビリンス。エミュレーターでPC98版を動かすという手もあるんですが、もうこうなったら持久戦です。リメイク版が出るまで待ち続けることにしました。戦いはこれからだ!
それまでは他の菅野作品で楽しんでおくことにします。『エクソダスギルティー』 も 『不確定世界の探偵紳士』 も傑作でしたし、まだやってない『ミステリート』 も評判いいですし、まだまだ自分の中では数少ない”デフォ買い決定”のシナリオライター。その地位は揺るぎません。