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CYCLINGTIME.com

2006/12/22 16:59

ランダルーチェの疑惑が晴れ、ランディスに追い風


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ランダルーチェ
ランダルーチェ
『2005年ドーフィネ・リベレを制して周囲を驚かせたイニーゴ・ランダルーチェ(スペイン、エウスカルテル)』
2005年のドーフィネ・リベレにおいてテストステロンによるドーピングを疑われたイニーゴ・ランダルーチェ(スペイン、エウスカルテル)だが、CAS(スポーツ仲裁裁判所)は検査に不備が有ったと判断した。また、この検査はフロイド・ランディス(アメリカ)の件と同じ研究所で行なわれていた。

ランダルーチェは2005年のドーフィネで素晴らしい走りを見せ、サンティアゴ・ボテーロ(コロンビア、当時フォナック)やリーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、当時ゲロルシュタイナー)、ランス・アームストロング(アメリカ、当時ディスカバリーチャンネル)らを打ち負かし、リーダージャージでレースを終えた。

しかしこのレース中に採取された尿サンプルからテストステロンによるドーピング陽性反応が発覚。UCIはランダルーチェのレース出場停止を求めたが、スペイン車連、並びにエウスカルテルチームはこの結果を不服としてCASに判断を委ねるとともに、ランダルーチェ自身はレースに出場を続けていた。

CASによると、ランダルーチェのサンプルAとサンプルBは同一人物によって検査されていたことが判明。これは国際的な検査基準では認められていないことであり、CASはドーピング検査の手順に不備が合ったと判断し、UCI側の訴えを退けるに至った。しかしこれはランダルーチェの潔白を証明するものではないとCASは付け加えている。

この検査を行なったフランスの研究所は、奇しくもランディスの検査が行なわれたのと同じ研究所だ。今回の一件をランディスの潔白に結びつける事はできないが、ランディスの件についても検体に表示されたナンバー自体が間違っていたといった報道もあり、もとより公表されるはずのない時点でマスコミにランディスの名がリークされたりと、この検査所によるドーピング検査に対する信頼性が揺らいでいることは間違いない。

18ヶ月間もの長期に渡ってドーピング疑惑を掛けられたランダルーチェに対してランディスは同情の意を表している。

text:Kei.TSUJI
SRM

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