2006/7/11 23:41
ツールの休息日を迎えた7月10日、過去に股関節を痛めていたフロイド・ランディス(アメリカ、フォナック)が、ツール後に手術を受けると発表した。
2002年、カリフォルニアの自宅近くでトーレニング中に痛めた股関節は、ずっとランディスを悩ませ続けている。ランディスのこの症状は阻血性骨壊死と呼ばれるもので、故障箇所の血流が悪化しているために、このまま放置すると更なる悪化が懸念される。
これまでに痛みを取り除く手術を数回受けてきたが、未だに全快していない。ここで過去にアマチュア選手に施され、成功した例のある人工股関節置換手術を受けて選手生命を延ばしたい考えだ。
手術の具体的な日程は決まっていないが、今シーズン中か2007年中に受けるということを示唆。ランディスの専任ドクターは、術後は問題なく競技に復帰できるということを記者会見で述べている。
またランディスは次のように述べている。
「股関節に問題があることは以前から分かっていた。でもその事実を認めたくない自分がいた。このハンディを背負ったままだと、いつまで競技を続けれるかわからない。今はロードレースに没頭しているし、まだ競技から身を引きたくないんだ。」
「この股関節のおかげでタイムトライアルではあの独特のポジションを取らなければならない。サドルから離れたときに一番痛むんだ。でも今のところは100%の力を出せているよ。」
現在ランディスはセルゲイ・ゴンチャール(ウクライナ、Tモバイル)から1分遅れの総合2位。ランディスはこれまでと変わらぬ姿勢でツールを走る。
この問題を抱えながらも、今年はツアー・オブ・カリフォルニア、ツアー・オブ・ジョージア、パリ〜ニースと序盤から勝利を重ねており、今もマイヨジョーヌ候補であることは間違いない。
text:Gregor.Brown/BiciRace.com
translation:Kei. TSUJI
ツール・ド・フランス2006
ランディスがツール後に手術
『フロイド・ランディス(アメリカ、フォナック)の記者会見』 |
『フロイド・ランディス(アメリカ、フォナック)の記者会見』 |
2002年、カリフォルニアの自宅近くでトーレニング中に痛めた股関節は、ずっとランディスを悩ませ続けている。ランディスのこの症状は阻血性骨壊死と呼ばれるもので、故障箇所の血流が悪化しているために、このまま放置すると更なる悪化が懸念される。
これまでに痛みを取り除く手術を数回受けてきたが、未だに全快していない。ここで過去にアマチュア選手に施され、成功した例のある人工股関節置換手術を受けて選手生命を延ばしたい考えだ。
手術の具体的な日程は決まっていないが、今シーズン中か2007年中に受けるということを示唆。ランディスの専任ドクターは、術後は問題なく競技に復帰できるということを記者会見で述べている。
またランディスは次のように述べている。
「股関節に問題があることは以前から分かっていた。でもその事実を認めたくない自分がいた。このハンディを背負ったままだと、いつまで競技を続けれるかわからない。今はロードレースに没頭しているし、まだ競技から身を引きたくないんだ。」
「この股関節のおかげでタイムトライアルではあの独特のポジションを取らなければならない。サドルから離れたときに一番痛むんだ。でも今のところは100%の力を出せているよ。」
現在ランディスはセルゲイ・ゴンチャール(ウクライナ、Tモバイル)から1分遅れの総合2位。ランディスはこれまでと変わらぬ姿勢でツールを走る。
この問題を抱えながらも、今年はツアー・オブ・カリフォルニア、ツアー・オブ・ジョージア、パリ〜ニースと序盤から勝利を重ねており、今もマイヨジョーヌ候補であることは間違いない。
text:Gregor.Brown/BiciRace.com
translation:Kei. TSUJI