プロローグ
世の中は現在絶賛混乱中、意味不明の化け物悪魔…のようなもののせいで
平面な彼らは生き物全てに襲いかかる、その中には自称地球の霊長類人間も実質的な霊長類異能者も大差はない彼らは相手が強かろうが弱かろうが遠慮はしない、無残に食い殺していく
悪魔が出現して丁度1年、勉強ばっかりできて戦争ができない地球連合軍本部の首脳共がようやく足らない頭を動かし抵抗しだした
だがしかし、時すでに遅くユーラシア大陸は朝鮮を除き掌握されユーロ地帯もドイツを前線としている位である
驚くことにコリアンは悪魔に謝罪と賠償を求めている、奴ら下っ端に知能なんてものはない、もちろん現在進行形で惨殺されている
次は日本に謝罪と賠償を求めた、意味がわからない
怒ったコリアンは日本に宣戦布告、もっと意味がわからない
ちなみに3日で地球連合軍に壊滅させられていた、ま、仕方ないよね
話題がそれた、話を戻そうか
基本悪魔はかなりの数をほこっている、それに真っ向から対抗出来るのは異能者だけだ、
だがユーラシア壊滅に伴い優秀な異能者の数は激減している、そこで立ちあげられた案が裏で異能者育成をしていた地球を管理する暗殺五家一家、三柳が経営している常闇学園を表舞台に立たせ異能者を育成させようと言う計画だ
三柳当主はあっさりと許可を出した
そんなわけでここ…常闇学園には優秀な異能者が集まる
俺…来栖はある野望のために波乱の学園に身を投じる事となった
場面は変わりここは常闇学園の屋上、2m30cmほどの巨人がすやすやと寝ている
「うぇへへへへへへ」
ぼさぼさ黒髪、筋骨隆々の体を寝返らせだらしなく空いた口元から涎をたらして幸せそうである、今日は自由参加の入学式だ
だからこいつは参加しない、そしてこの後起こる行事にも参加しない
ついでにこの男は決して美男子ではない、どっちかと言うと中の下である
そしてグラウンドでとうとう金属同士がぶつかり合う音が聞こえた、惰眠をむさぼっていた男は目を開けた、ちなみに目はいつも眠そうでやる気のない死んだ魚の様な濁った眼をしている…目を二三度左右に動かしおもむろに立ちあがる
「ふああーーー…っつ、よく寝た―」
屋上からグラウンドを眺める、校庭は異能者まみれだ、あちこちで人がぶつかっている
「おおーやってるやってる、えーっと…?数は1000人か、一年だけで結構いるなー」
それもそうである、世界中から異能者の子供が集まってくるのだ、これでも少ない方なのだ、異能者は基本戦い大好きである幼小の頃に命を落とす異能も少なくない…異能者はこの世界に産まれ落ちた瞬間に人間は全ての面で勝ち目がない、たった一ヶ月で産まれてくるのもそうだが産まれたときから脳の演算能力はスーパーコンピューターを超え3日で立ちあがり言葉を話し一ヶ月で銃を持った軍人が手も足も出なくなる…そんな完璧な人間が紀元の頃より存在するのだ
本来なら人間ごときが対等に話すような生物ではないのだ、だが異能者の精神は成熟しすぎているため人間を友として扱ってくれるのだ、対等に話してくれ対等に商売し…そして愛してくれる
異能者の特徴として美男美女ばかりでどんな生物とも子を設けられる、とんでもない事に異能者は人間を好んで愛する、異能者の子供はほとんど異能者として産まれてくるが戦い好きが仇となり人間の親を殺してしまう事件が多発した
まぁ多少数が減っても問題ない位多いのだから大した問題ではない
くだらない話もここまでにしよう、どうやら来客の様だ
「ここに居たか来栖ーーーーー!!」
屋上のドアを蹴り破り華麗に登場した白髪の女の子、スレンダーな体系である
「よう!佐伯円!2年立ったってのに変わらねぇな」
片手をあげてにこやかにあいさつする来栖、円の方は闘牛のように息を荒立てている
「ここであったが百年目!さぁ!私と決着をつけろ!」
巨大な戦斧を向けながら歩みよってくる、来栖はそれを見て背中に担いであった自分より巨大な剣を構える
どっちもでかい得物だ、スロウリィな勝負になりそうだ、だがしかし
「たぁ!」
円が斧の柄を両手で小さく握り斬りかかる、それは音速を超えた打撃、鎧を着ていてもその鎧ごと叩きつぶされる雷神の槌撃、巨大な剣の切っ先が消える、屋上に高らかに響くビル用の鉄骨を重機でぶつけ合わせたような轟音、それが機関銃のフルバーストのように響きわたる
「おっと!腕を上げたな円!」
一発一発が大砲以上の威力だ、剣を持つ手の感触はもうない…このままではまずいと来栖は思った、口からパチンコ玉程度の何かを発射する
円はそれをよけるために一瞬凝視した、一方来栖は目をつむった
「うわ!なんだこれ!?」
屋上に閃光が散る来栖特製閃光玉である
「貰ったぁ!ヒャハハハハハハ!!」
剣の平が円の腹部を殴打する、蛙がつぶされたような声を出して円は給水タンクにぶち当たり遥か上空に回転しながら吹き飛んでいった、来栖は円の落下地点を予測し両腕を差し出す、円の体が来栖の両腕に収まる
「う、ぐうう…また負けた…げほげほ!」
円がせき込み血を吐く、内臓の二つ三つ潰れただろうか、しかし異能者なら平気である明日にはケロッとしているであろう
「さーて…異能者のルールを言ってみろ、ひっひっひ」
凶悪に笑いながら来栖は円を眺める
「…敗北した相手には一度だけどんな願いも叶える権利を与える、今度はなんだ?またセックスすればいいのか?…うう」
円は実に悔しそうである、来栖はにやにやしながら円を眺めている
「てめぇの戦力一年だけ俺に貸せ、この学校のでかい勢力全部叩きつぶすからよ」
答えて龍葉師匠
龍「おう、みんなはじめまして、俺の事は気にするなよ?」
円「はい、メインヒロインの円です」
龍「このコーナーではみんなの質問に答えちゃおう、気軽に話を振ってくれ」
円「…えーっと今日はここまで!みんなバイバイ!」
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