佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長は9日、市立全16小中学校の児童・生徒全員(4241人)にタブレット型端末を配布すると発表した。来年度から実施する意向だ。
市は総務省の事業を活用して2011〜12年度、2小学校の4〜6年生194人にタブレット型端末を配布し、効果を検証してきた。電子黒板と連動させ、各端末へ資料を一斉に転送したり、児童・生徒が自分の席で動画を見たりすることで、授業の理解度が深まったという。
学校でのタブレット型端末の活用は、佐賀県が県立高校の1年生全員へ来年度から導入するため機種選定を進めているほか、東京都荒川区も区立小中学校の全児童・生徒への来年度中の配布を目指している。
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朝日新聞社会部