WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(33=ワタナベ)が“幻の統一戦”を視野に入れた。今後の防衛ロードの相手に元WBC同級王者・粟生隆寛(29=帝拳)が浮上。両陣営ともに対戦に前向きで、一度は消滅したKОダイナマイトvs2階級制覇王者の夢カードが実現する可能性が出てきた。
7度目の防衛を果たした内山は7日、都内で一夜明け会見に臨んだ。痛めた右拳は「大きな問題にはならない」と不安を一掃。次戦に向け「4団体が認定されたので統一してみたい気持ちもありますし、強い挑戦者が出てくれば防衛戦でもいい」と語った。V8戦は秋に予定しており、これから相手探しとなる。
前日にはWBC同級王者三浦隆司(28=帝拳)との統一戦にお互いに前向きな姿勢を示したが、WBCが統一戦には消極的。三浦も指名試合をこなすことが優先される見込みだ。
そこで防衛ロードに浮上したのが粟生だ。一昨年から内山との統一戦の機運が高まったが、昨年10月にWBC王座から転落。帝拳ジムの本田明彦会長(65)は「内山に挑戦するにふさわしい力をつけたと証明できたら」と条件つきながら、将来的に内山に挑戦させる可能性を否定しない。
これには渡辺均会長(63)も呼応。「挑戦者として来てくれれば喜んでやらせていただきたい。粟生だったらネームバリューもあるし、元王者だし、それが何より大きい」と前向きだ。
テレビ東京で中継された前日のダブル世界戦の視聴率は平均9・3%、瞬間最高13・5%(ビデオリサーチ調べ=関東地区)と内山の世界戦では過去最高を記録。ボクシング界不動のスターに飛躍するため、2階級制覇王者はおいしい“獲物”となる。
内山本人も「(粟生の)ランクが上がっていったら、おいおいそういう話も出てくると思うんで」。両者の今後の動向が注目される。
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