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米選挙 マイノリティーが影響力
5月9日 15時23分

去年のアメリカ大統領選挙で、黒人の投票率が初めて白人の投票率を上回るなど、いわゆるマイノリティーの有権者の影響力が高まっていることが明らかになり、アメリカの選挙ではマイノリティーの票をいかに獲得していくかが一層、重要になりそうです。

アメリカの国勢調査局が8日に発表した報告書によりますと、去年11月のアメリカ大統領選挙で黒人の投票率は66.2%で白人の64.1%を上回り、比較できる統計がある1968年以降では初めて、黒人の投票率が白人を上回りました。
また、いわゆるマイノリティーの投票者の数が増え、2008年の大統領選挙と比べて、黒人はおよそ170万人、ヒスパニック系は140万人、アジア系は55万人、それぞれ増加したのに対し、白人は200万人余り減少しています。
この結果、去年の大統領選挙では、マイノリティーが投票した人の4人に1人にまで増えるなど、有権者の人種が多様化している現状が浮き彫りになっており、アメリカの選挙ではマイノリティーの票をいかに獲得していくかが一層、重要になりそうです。

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